業界最小クラス※1「0201」サイズ積層セラミックコンデンサ(MLCC)の販売開始
0201【写真詳細】
京セラ株式会社(社長:谷本 秀夫)は、電子部品事業本部の新製品として、業界最小クラス※1「0201」サイズの小型セラミックコンデンサ(以下、MLCC)を製品化し、本年12月1日より、「CM01」シリーズとして販売を開始しますので、お知らせいたします。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/142860/img_142860_1.jpg
「0201」サイズのMLCC
■製品の概要
表1: https://www.atpress.ne.jp/releases/142860/table_142860_1.jpg
スマートフォンやウェアラブル機器の高機能化に伴い、部品の搭載点数は年々増加し、また、高密度実装に対応するために、部品の小型化が求められています。
新製品「CM01」シリーズは、0.25×0.125×0.125mmの業界最小クラス※1のサイズを実現したMLCCです。当社従来製品(0402サイズ)に比べ、実装面積比で 60%、体積比では75%を削減でき、機器の小型化に貢献いたします。さらに、狭公差仕様に対応し、かつ、従来製品比※2で120%向上した業界トップクラス※3のQ値※4により、パワーアンプモジュールの電力高効率化への要求に応えることができます。
京セラは、電子部品事業において、引き続き市場のニーズに応える製品開発を進め、来るべきIoT(モノのインターネット化)社会の実現へ貢献してまいります。
※1 「0201」サイズのMLCCにおいて業界最小クラス
(2017年11月1日 京セラ調べ)
※2 当社MLCC「0402」サイズと比べて
※3 2017年11月1日、京セラ調べ
※4 Q値:コンデンサ内部でのエネルギー損失の度合いを示す指標。数値が高い
ほど、エネルギー損失が小さいことを示す
■「0201」MLCCの主な特長
1.実装面積比60%、体積比75%減を実現した業界最小クラス※1
当社がこれまで培ってきた電極の印刷技術、形成技術の進歩により寸法精度を向
上することで、従来の最小サイズ「0402」のMLCCと比較し、実装面積比で
60%、体積比で75%を削減した業界最小クラス※1(0.25×0.125×0.125mm)
のサイズを実現しました。この製品により、実装スペースの削減や効率活用が可
能となり、搭載機器の小型化に貢献します。
2.狭公差仕様と従来製品比※2 120%向上した業界トップクラス※3のQ値※4
を実現
今後ますます進化が進む高速大容量通信の実現に向け、送受信用の高周波回路に
おいては、電力の高効率化が求められています。特に通信回路を構成するパワー
アンプモジュールにおいて、マッチング回路部における電力の高効率化のため、
静電容量のバラつきが小さい狭公差製品が求められており、本製品はその狭公差
の仕様に対応しています。
さらに、当社従来製品比※2 120%向上した業界トップクラス※3のQ値※4も実
現しているため、超高速大容量通信下での消費電力の削減にも貢献します。
プレスリリース情報提供元:@Press
スポンサードリンク
京セラ株式会社の記事
その他の最新プレスリリース
- NTT ComとIIJ、OTセキュリティ分野における統合セキュリティ管理ソリューションの提供を開始
- マーケティング5.0時代におけるデータ利活用マーケティング支援を本格展開
- 広島県の観光データを活用した誘客および消費促進の実証実験を実施
- 国内初、上空LTE通信における「パケット優先制御」の検証に成功
- ドコモビジネスパートナープログラムを開始
- NTT Comとヤマハが共同開発高臨場、低遅延・双方向のライブビューイングを実現する独自技術「GPAP over MoQ」の実証実験を実施
- サプライチェーン全体のカーボンフットプリント可視化に向けた実証実験を開始
- 複数転送できるIP電話サービス「りもふぉん」、累計回線数777件突破記念キャンペーンを開催!
- NTT ComのノーコードAIツール「Node-AI」を活用し、中小産業廃棄物処理業の担当者が自ら高精度の水質予測モデルを開発
- NTT Comと網屋の資本業務提携について