ソニー、電子書籍ストア「Reader Store」を全面刷新 読者参加型に
電子書籍ストア「Reader Store」のマイページ(画像:ソニー)【写真詳細】
ソニーは24日、同社が運営する電子書籍ストア「Reader Store(リーダーストア)」を、顧客同士のコミュニケーション機能を充実させることで読みたい本の情報をより入手しやすくするなど、読者参加型ストアに全面刷新した。
新しいReader Storeでは、読者が本のレビューを書き込んだり、別の読者がそのレビューを参考に本を購入することができるなど、顧客同士のコミュニケーション機能を充実させた。顧客は、実際の書店がPOPや書評を付けるように、読んだ本やお勧めの本にレビューを付けて、Reader Store内に開設されたマイページ(本棚)上に陳列することができる。レビューはソーシャル・ネットワーキング・サービス(Facebook、Twitter)でも共有可能。さらに、レビューを付けた読者は、他の読者がそのレビューを介して本を購入した場合、その対価(レビューを通じて購入された本の販売価格の5パーセントのソニーポイント)を得ることができる。こうした新サービスの導入により、顧客自身があたかも「店主」になって「本屋」を運営しているような新しい電子書籍体験を実現した。
また、レビューを投稿した顧客は、レビュー評価の多寡やレビューによる他の顧客の購入頻度などによってReader Storeの注目のレビュワーとして紹介されるため、自分好みの書棚づくりをして充実した本屋に発展させ、さらに多くの顧客にレビューを見てもらえる、といった楽しみ方も体験することができる。
加えて、顧客はこれまで以上に読みたい本の情報を入手しやすくなった。顧客は気になる「店主」をフォローし、その「本屋さん」が発信する情報を自分のタイムラインに表示させることで、自身の趣味、趣向にあった本の情報をリアルタイムで入手することができる。「みんなが読みたい本、読んだ本」コーナーや、本のジャンルごとに毎日更新される注目のレビュワー表示などの新設で、意中の本に巡り合いやすい環境も整備している。
ならびに、ソニーは、iPhone/iPad/iPod touch向けのアプリケーション「電子コミック・雑誌Reader(EPUB 3専用)for iPhone/iPad」の提供を10月中旬に開始する予定。これにより、Reader Storeで購入したEPUB 3形式のコミックと雑誌をこれらの端末で楽しむことが可能になる。今後EPUB 3形式の書籍への対応も予定している。
また、電子書籍端末「Reader」の新機種として、国内最軽量の約160g(専用ブックカバー装着時は質量約200g)を実現した「PRS-T3S」を発売する。厚さも約8.8mmと薄型化したことで、より快適に持ち運ぶことができる。加えて、前ページで表示されていた残像を抑えるソニー独自のアルゴリズムを進化させ、電子ペーパー特有のページ送りの白黒反転を最大4時間に1回と減少させた。
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