2022年スマートフォングローバル市場におけるベストセラー機種を発表〜Appleがスマートフォンランキングトップ10のうち8機種を獲得した初めてのメーカーに〜

日時: 2023年03月15日 09:00

発表:Counterpoint Technology Market Research Limited

2022年スマートフォングローバル市場におけるベストセラー機種を発表〜Appleがスマートフォンランキングトップ10のうち8機種を獲得した初めてのメーカーに〜

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2022年スマートフォングローバル市場におけるベストセラー機種を発表〜Appleがスマートフォンランキングトップ10のうち8機種を獲得した初めてのメーカーに〜


カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research 以下、カウンターポイント社)は、Appleは2022年スマートフォングローバル市場において、ベストセラートップ10機種のうち8機種を獲得した初のメーカーとなったという調査結果を含むGlobal Monthly Handset Model Sales Trackerによる最新調査を発表致しました。

他2機種はSamsungが獲得し、トップ10機種は2022年のスマートフォングローバル市場における売上全体の19%を占め、売上全体の占有率は2021年と同じ結果となりました。

AppleのiPhone 13は2022年中に最も売れたスマートフォンで、iPhone売上の28%を占めました。この機種は中国、米国、英国、ドイツ、フランスなどの主要市場でベストセラーとなったことに加え、iPhone 13は発売した2021年9月から翌2022年の8月まで、各月のナンバーワン機種の座をキープし続けました。iPhone 14シリーズの発売後に値下げしたことも、途上国でのiPhone 13の台数が伸びた要因であり、iPhone 13の売上は、2022年に二番目に売れたiPhone 13 Pro Maxと比べても2倍の大きさとなりました。

スマートフォングローバル市場におけるベストセラー10機種の売上と各月のランキング 2022年


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3Nzc0NSMzMTQ3ODcjNzc3NDVfQWJZd0NraFpoSC5wbmc.png ]
出典: カウンターポイント社Global Monthly Handset Model Sales (Sell-Through) Tracker, Dec. 2022

2022年は、iPhoneのPro MaxがProやベース機種よりも売れた初めての年となりました。この流れを受けて、iPhone 14 Pro Maxが2022年のランキングで第3位に入りました。この機種は2022年の9月、10月、11月と最も売れたスマートフォンとなり、その主な要因は、アーリーアダプターと上位機種への買い替え組に支えられたことに起因します。iPhone 14のベース機種が前年モデルと代わり映えしなかったため、iPhone 14 Proシリーズの主な進化であるダイナミックアイランドと高速プロセッサが魅力に映った形となりました。

2021年に最も売れたiPhone 12は、2022年のトップ10ランキングの中では最も古い機種であり、その販売は米国、日本、中国で堅調です。毎年、iPhoneの新機種発売に合わせて値下げがあったことで、コストパフォーマンスが良くなったこと、そして、5G対応であることが販売を後押ししました。最もコンパクトな携帯のひとつであるiPhone SE 2022は、ランキングの10位に入り、前モデル同様、日本での販売が好調です。

Samsungからは、昨年より1機種増え、エントリーモデルであるGalaxy A13とGalaxy A03の2機種がランクインしました。LTEスマートフォンでランクインしたのはこの2機種だけであり、iPhoneと比較して、売上の地域さは少なく、どこでも同じように売上を伸しました。

価格(250米ドル、約3.2万 未満)の割に機能が魅力的なGalaxy A13は、前モデル同様によく売れ、特にカリブ、中南米(CALA)、インド市場が売上に貢献しました。Galaxy A03はランクインした機種ではもっとも安く、この機種だけがUNISOCのプロセッサを搭載しています。この機種はCALAや中東・アフリカ(MEA)などの途上国で売上を伸しています。

各社が在庫削減を重視し、発売時期を最適化する中で、トップ10機種におけるシェアは2023年にさらに上昇すると私たちは考えています。また、メーカー各社はカニバリゼーションを減らすため、2023年はさらにポートフォリオをスリムにすると考えられます。既に、世界市場におけるスマートフォン機種数は2021年の4,200機種から2022年の3,600機種へ減少しており、これと併せて、各社は販売台数を利益に反映させるため、ポートフォリオの高級機指向を進めると予測されます。


本プレスリリースに関する詳細並びに情報は、こちらからご覧いただけます。
https://report.counterpointresearch.com/posts/report_view/Individual/3693


今回の発表は、チャネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施したものです。 (調査時期:2022年1月1日~2022年12月31日)


【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/

プレスリリース情報提供元:ValuePress!

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