三菱エンジニアリングプラスチックス、高誘電のポリカーボネート樹脂を開発
三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:浦部 宏、以下 三菱エンプラ)は、比誘電率を約8まで向上させた高誘電ポリカーボネート樹脂を開発しました。特殊な処方を施すことにより、高誘電でありながら誘電率の異方性が少なく、誘電正接が0.01程度と低損失を実現しています。
URL: http://www.m-ep.co.jp/product/kinou/high_dielectric/
【背景】
近年、スマートフォン、タブレット等の携帯端末は高機能化・小型化が進み、無線通信のアンテナに割当てられるスペースはどんどん小さくなっています。一般の樹脂では比誘電率が3程度と小さく、小型のアンテナを設計することが出来ないため、誘電率の高い樹脂材料が求められていました。
三菱エンプラは、既に高誘電変性ポリフェニレンエーテル(m-PPE)を上市していますが、アンテナの製造プロセスによっては、使用する溶剤の関係でm-PPEが使用出来ない場合があるため、ポリカーボネートをベース樹脂に使用した高誘電樹脂を開発しました。
【三菱エンプラの高誘電樹脂の特徴】
・高誘電、低誘電正接、低異方性
・ベース樹脂は、m-PPEとポリカーボネートの2種類を用意
・優れた成形性、寸法安定性
三菱エンプラは、高誘電樹脂の他にも、LDS用のポリカーボネートをラインアップしており、携帯端末のアンテナ用の材料を幅広く展開して参ります。
* 補足 *
LDS:レーザー・ダイレクト・ストラクチャリング。レーザー照射立体回路成形
【会社概要】
社名 : 三菱エンジニアリングプラスチックス株式会社
代表者: 代表取締役社長 浦部 宏
所在地: 〒105-0021 東京都港区東新橋1-9-2 汐留住友ビル
設立 : 1994年3月
資本金: 30億円
URL : http://www.m-ep.co.jp/
プレスリリース情報提供元:@Press
スポンサードリンク
その他の最新プレスリリース
- 「NTTコミュニケーションズグループ サステナビリティレポート2024」を公開
- 物流・医療などあらゆる現場で活躍!AXSEEDが、Zebra Technologies製業務用Androidデバイスの取扱いを開始
- 京セラ製法人向けSIMフリータブレット「DIGNO(R) Tab2 5G KC-T306」登場
- 大規模災害発生時におけるネットワークの早期復旧に向けた通信事業者間の協力体制を強化
- NTT Comとエクシング、IOWN APNを活用した次世代通信カラオケの実証実験を実施
- NTT Com、バイオマスレジンHD、パソナグループ持続可能な農業の推進と脱炭素社会の実現に向けた新たな取り組みを開始
- 多機能アプリ(クラウド)サービス「HAZARD Buster」新機能追加・今後の展開についてお知らせ
- 法人向け小型スマートフォン「Omni e4 compact」2025年1月 販売開始!使いやすいサイズでIoT対応も充実
- 世界初、日立とNTT Comがストレージ仮想化技術とIOWN APNを用いて、600kmを超える長距離間のリアルタイムデータ同期の共同実証に成功
- 京セラの電子投開票システム「デジ選」が大阪府四條畷市市長選の電子投開票に採用