既婚男性56.0%、既婚女性52.1%が「今の結婚制度に矛盾や息苦しさを感じる」と回答も、「結婚したら相手は一生1人」には男女とも約65%が賛成

日時: 2025年11月04日 15:00

発表:レゾンデートル株式会社

既婚男性56.0%、既婚女性52.1%が「今の結婚制度に矛盾や息苦しさを感じる」と回答も、「結婚したら相手は一生1人」には男女とも約65%が賛成

既婚男性56.0%、既婚女性52.1%が「今の結婚制度に矛盾や息苦しさを感じる」と回答も、「結婚したら相手は一生1人」には男女とも約65%が賛成【写真詳細】

既婚男性56.0%、既婚女性52.1%が「今の結婚制度に矛盾や息苦しさを感じる」と回答も、「結婚したら相手は一生1人」には男女とも約65%が賛成
既婚男性56.0%、既婚女性52.1%が「今の結婚制度に矛盾や息苦しさを感じる」と回答も、「結婚したら相手は一生1人」には男女とも約65%が賛成


20~59歳の既婚男女(n=559人)にアンケート調査を行ったところ、「結婚とは、恋愛とセックスを生涯一人の相手に限定し、生活や出産・育児を共同で営むもの」という考え方に既婚男性の16.1%が「賛同」、48.8%が「ある程度、賛同」と回答(合計64.9%)。既婚女性もほぼ同様で22.1%が「賛同」、44.3%が「ある程度、賛同」と回答しました。しかし「今の結婚制度に矛盾や息苦しさを感じるか?」と尋ねたところ、男性56.0%、女性52.1%が「結婚制度に矛盾や息苦しさを感じる」と回答しました。果たして、現代の既婚男女は結婚に対してどのような思いをもつのか、ロマンチックラブイデオロギー調査の最終回です。


既婚者コミュニティを運営するレゾンデートル株式会社(東京渋谷区)による、結婚と愛情の関係を分析するアンケート調査(ロマンチックラブイデオロギー調査)の最終報告です。本調査の締めくくりとして、令和の既婚者たちは今の結婚制度をどのようにとらえているのか、「結婚したら愛情を注ぐ相手も、セックスする相手も生涯1人に限定して、共同で家庭を支えるべき」というロマンチックラブイデオロギー的な考え方にどのくらい賛同するのかを尋ねてみました。

過去8回の報告で、日本人は令和の今も「恋愛結婚が理想」と考えており、世間で取りざたされているよりも夫婦仲は良いこと、4人に1人は自分の結婚に満足していて6割以上が配偶者に愛情を持っていること──などが明らかになりました。

それにもかかわらず表題の通り、半数以上が「今の結婚制度に矛盾や息苦しさを感じる」と回答したのですが、この結果から何が読み解けるのかを考えていきましょう。

<調査概要>
・調査タイトル:ロマンチックラブイデオロギー調査 第9報(最終)
・調査期間:2024年12月19日~30日、2025年9月16日~25日
・調査対象者:20~59歳の既婚男女 559人
・調査方法:インターネット(セルフ型アンケートツールFreeasyを利用)
・エリア:全国
・調査機関:レゾンデートル株式会社(https://raisondetre-inc.co.jp/
・調査報告の掲載:既婚者の男女関係に関する調査
・本報告の発表日:2025年10月10日

<調査対象者について>
下表の通り男女、各年代ともおおむね均等なサンプルになっています。


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MzE4NyMzNjQ3NTcjMzY0NzU3X2ExYzk3NDVkNDNhZmU1ZWU0YzhjYTNjYjgwMTFkOGVlLnBuZw.png ]

回答者は全都道府県におおむね人口と相関する形で分布しており地域的な偏りはありません。


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1) 「結婚したら相手は一生1人」でOK?


20~59歳の既婚男女約560人にまず、ロマンチックラブイデオロギー的な考え方に賛成するかを尋ねました。見出しは少し簡略化し過ぎましたが、具体的に投げかけた質問は次の通りです。

「結婚とは、恋愛とセックスを生涯一人の相手に限定し、生活や出産・育児を共同で営むもの」という言葉を聞いてどのように考えますか?

すると、既婚男性の16.1%が「賛同」、48.8%が「ある程度、賛同」と回答(合計64.9%)。既婚女性もほぼ同様で22.1%が「賛同」、44.3%が「ある程度、賛同」と回答しました(合計64.9%)。

「セックスを生涯一人」「生活や育児を共同で営む」など、一部の男性が毛嫌いしそうな文言が入っているにもかかわらず、男女にほぼ差がない結果が意外です。「賛成」だけに限定しても男女は6ポイントしかありません。「6ポイントも差がある」と考える向きもあるでしょうが、むしろ考え方や意識の面でジェンダー差が縮まってきた結果といえるかもしれません。


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◎考え方や意識の上ではジェンダー格差は縮まった?
 ロマンチックラブイデオロギーという言葉は、ジェンダー論を専門とする社会学者、上野千鶴子さん(東京大学名誉教授)の造語だとされています。

上野さんは1990年前後、様々な論説でロマンチックラブという純愛幻想に支えられた夫婦観・家族観が家父長制の隠れ蓑になり、女性の行動の自由を奪い、家庭に縛り付けている結果になっていると警鐘を鳴らしてきました。そのなかでイデオロギーという言葉を使ったところ、社会的な反響が大きく、徐々にロマンチックラブイデオロギーという言葉が広がり、独自の意味を持つようになってきたという訳です。

上野さんをはじめとするフェミニスト系の社会学者は、ロマンチックラブイデオロギー的な考え方に賛同する割合が男女でほぼ変わらないという結果を見て、どのように考えるでしょうか。

◎問いに賛同しない女性が男性よりも多いのはなぜ?
 なお、問いに賛同しない傾向を示した女性は33.6%、このうち積極的に「賛同しない」と回答した女性は12.9%で男性よりも高い割合です。これは男女関係で縛られたくないという女性が多いというよりも、「夫のセックスの相手をずっと務めたくない」という心理が働いた可能性があります。というのも、ちょうど子育てやホルモン変化、日常の忙しさ等で夫との性行為を避けるケースが多く、セックスレスが顕在化しがちな40代女性の賛同しない傾向が最も高く、37.1%(あまり賛同しない27.1%+賛同しない10.0%)にも上るためです。

アンケートに回答いただいた女性からも、次のような声がありました。

「専業主婦という立場において強く出られない。営みにおいても、日中も家事育児、できなかった家事を夜遅くまでしていて、ようやく終わったとなれば休む暇なく求められる。断ると不機嫌でめんどくさくなるため応じるしかなく、苦痛。そのような毎日を過ごしていると、たとえ好きで結婚したとしても、思いやりも感じられず冷めていってます」(神奈川県・24歳女性)

「一人の人を思い続けるのに同じ度合いで 保っていられるのは3年が限度だと自分は思っている。それ以降は惰性、今は家族愛として主人のことを思っている。なので、そのような感情がなくなってからセックスも受け付けなくなり今は2年ほどしていない。本当に心から求めて セックスをし合っている夫婦は結構少ないと思う」(大阪府・36歳女性)


2)「結婚したら相手は一生1人」でも、もし「愛」が無くなったら?


さて、令和の今でもロマンチックラブイデオロギー的な考え方に賛同する既婚男女の割合は多いことが分かりましたが、それならば、もし配偶者に対する「愛」が無くなったら、どのように行動するのでしょうか。「ロマンチックラブイデオロギー調査 第7報」(レゾンデートル社調べ)で「配偶者に愛がある」と回答した363人(全体の約85%)に、「愛が無くなったら第二の人生を選ぶのか」を尋ねたところ次の結果になりました。


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図の通り、「愛が無くなったら第二の人生を選ぶ」と回答したのは男性30.9%(約3人に1人)、女性21.3%(約5人に1人)でした。「結婚したら相手は一生1人」に賛同する人が大半でも、人生の選択となれば難しいということでしょう。すると、愛情がなくても妥協して共に生きていくということでしょうか。

年齢別の内訳をみると、予想されることではありますが、年齢が高くなるほど第二の人生を選びにくくなっているようです。40代で男女差が大きく開いているのをみると分かるように、育児や経済的理由、新たな出会いの見つけにくさなど、愛情以外の要因が関係していると推測できます。


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アンケートに回答いただいた方からは、愛情と結婚の継続について次の声がありました。

「愛情がなくなっても、尊敬する気持ちはなくならないと思う。愛情がなくても何かしらの情があればいいと思う」(大阪府・28歳女性)

「結婚後、子供ができたりなどで家族が増えることによりそれぞれの役割が変わっていくのは当然のこと。二人がお互いに集中でき、時間・お金・心の余裕がない限りは同じ関係は続かないと思う。常に、相手が他人であること、一緒にいてくれることを感謝できるような環境に身を置く、自分の一部であると錯覚してしまわないことが重要な気がする」(愛知県・29歳女性)

「恋愛は結婚へのイントロに過ぎす、そこから二人一緒に手を携えて長い人生を乗り越えて行けると思えるかあるいは実感できるかが真の愛情だと思う。それは単に“この人と一緒にいたい”とか“この人とセックスしたい”といった表面的なものではなく、それを超えたところで相手を人として信頼できるかどうかが大切なことだと考えている」(宮城県・34歳男性)

「長年一緒に生活し、色んな場面を見ながら生活していくうちに恋愛関係だったのものが家族に変わっていくからだと思います。理想はいつまで昔のように仲睦まじく過ごせることですが、現実はやはり家族という存在として男と女ではなく家族としてワンチームという存在になるのを感じます」(宮城県・35歳女性)

「同居し、共同生活を送る中でお互いの関係にマンネリを感じるようになる。恋人のような“特別な関係”ではなく、夫婦は“日常の関係・状態”であり、その関係自体が当たり前のものになってしまうため、特別な関係を維持するために必要な男女の情愛が必要なくなってくる」(奈良県・48歳男性)

どなたのご意見も、ご自身の経験に裏打ちされているためか、とても含蓄に富んでいます。


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3) 今の結婚制度に矛盾や息苦しさを感じる?


欧米では19世紀末、日本では1960年代以降、恋愛結婚が主流になり、恋愛と結婚が強固に結び付けた考え方(ロマンチックラブイデオロギー)が徐々に形成されてきたことは、最初の調査報告(ロマンチックラブイデオロギー調査 第1報、レゾンデートル社調べ)で解説した通りです。それまでの結婚は多分に生活共同体という要素が強く、配偶者以外との男女関係は緩やかなものでした(特に男性の場合はどの時代、どの層においても緩やかでした)。

そこで本調査の最後の質問は、「結婚するなら恋愛結婚」「結婚したら相手は一生1人」というイデオロギーが時代とともにますます強まるなかで、「今の結婚制度に矛盾や息苦しさを感じるか?」です。結果は次の通りとなりました。


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今までの調査結果から分かる通り、夫婦仲良しで自身の結婚への満足度が高い傾向にあるにもかかわらず、男性56.0%、女性52.1%が「結婚制度に矛盾や息苦しさを感じる」と回答しています。特に女性の12.1%は「結婚制度を変えるべきである」とまで回答しているのです。これはなぜなのでしょうか? 年代別にみると、世代による違いがあります。そこにヒントがあるかもしれません。


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◎20代・30代既婚者の結婚に対する意識
 20代男女に「結婚制度を変えるべきである」と考える割合が高いのは、結婚離れが進む年代のため、結婚制度そのものにアンフェアさや前近代的なにおいを感じているからかもしれません。30代男性の「矛盾を感じる割合」が高いのは、仕事と育児の両立、家計負担、夫婦間の葛藤、性的欲求不満などが要因として考えられるかもしれません。

20代の女性からは次の意見がありました。

「今は子供を産んでも働かないとやっていけない。共働きでは時間的に余裕がなく通常で思いやれる場面でも喧嘩になったりする。働きたい女性は社会に進出すればいいが、実際子育てに専念できるならしたいと言う母親はどれだけいるのか。共働きでも女性の方が負担の多い家庭は多いし、旦那が協力しようと言う気持ちがあっても会社の理解がないとそもそも帰れない。そこに問題も多いと思う」(大阪府・27歳女性)

一方、30代の男性は、本能と乖離した規範であることに矛盾があると主張しています。

「歳月を一緒に過ごすことで恋愛感情の劣化が進むのが大きい原因だと思う。人間本来の姿であれば本能に従って行動することが良いことだと思うが、社会規範として結婚制度がある以上、本能より理性に従って生活することが求められていることが理想と現実の乖離を生んでいると思う」(東京都・35歳男性)


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◎40代・50代既婚者の結婚に対する意識
 40代になると男女とも「矛盾を感じる割合」が高くなりますが、これまでの結婚生活で積み重ねられた思いがあるのでしょう。そして特筆すべきは50代男女の「結婚制度を変えるべき」と回答した割合の差です。6人に1人の女性が「我慢が限界に達している」のに対し、男性は4人に1人が「諦めている」ように見て取れます。

40代,50代女性からはそれぞれ次の意見がありました。

「長男が家督を継ぐのでえらいという時代からの影響がまだ残っており、今の40代以上には男が家事をしないのが当たり前、の人が多く存在すると思うが、現代の家族形態では女性に無理が生じることが多いと思われるので、まず男性も家事をすること、女性の妊娠出産育児に伴う負担とリスク、その他いままで女性が我慢し頑張ってきたことをもっと明らかにして男性の意識を変える必要がある点が問題」(静岡県、49歳女性)

「同等であるべきなのに、夫は外で働いでいるから妻は家庭内で率先して働くべきなどの古臭い考えを押し付けられ、あたかもそれが正しいと押し付けられること」(静岡県、55歳女性)


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アンケートではこのほか、離婚のしにくさなどの法的な問題を取り上げる方も多くいらっしゃいました。

「結婚も離婚も手続きが大変で諦める人もいる気がするのでもうすこし簡素だったらいいのにと思う」(大阪府・28歳女性)

「結婚は簡単に出来ても、離婚に関しては手続きが大変なのが問題だと思う」(滋賀県、35歳女性)

「結婚しやすく離婚しにくい制度に問題があると思います。結婚するハードルを上げるか離婚しやすくなると良いと思います。子どもについては共同親権の実現が不可欠です。そして男尊女卑の考え方が染み渡り昔ながらの考えの女性が同性を攻撃する傾向も強いこの国の教育自体を改革すべきと思います」(東京都・53歳女性)

確かに法制度としての矛盾も、結婚を複雑にする大きな要因かもしれません。


4) 本調査のまとめ


恋愛感情と結婚をテーマとした、ロマンチックラブイデオロギー調査の報告は今回が最終報告となります。全9回にわたる調査で判明したのは、以下のことでした。

①令和の現在でも「恋愛結婚が良い」と考える人が多く(既婚・独身を含む回答者全体の約7割)、恋愛と結婚は強固に結びついている

②男性の5割強、女性の5割弱が「恋愛のゴールは結婚であるべき」と考えている

③結婚後、「配偶者への恋愛感情が続いている」と回答したのは4割強(既婚男女に限定した調査)

④5割強が結婚後10年以内に「配偶者への恋愛感情がなくなった」と回答しており、特に女性は3割以上が「3年以内に冷めた」と回答

⑤結婚後、「配偶者への恋愛感情がなくなった」理由として、「毎日一緒にいるから」(約4割)、「出産・育児」(3割強)、「生活と共にするから」(2割強)、「セックスレスになったから」(約2割)などがあげられ、女性に限定して尋ねると「出産・育児」がトップ

⑥結婚満足度は高く男女とも7割以上が「現在の結婚に満足」と回答

⑦「配偶者に愛があるか」を尋ねると、男性の7割、女性の6割が「愛がある」と回答。女性の4人に1人が「夫への愛はない」と回答

⑧「今の結婚制度に矛盾を感じるか」を尋ねたところ、約5割が「矛盾を感じる」と回答

今回の調査から何が分かったかと言えば、一番に挙げられるのは「結婚生活がうまくいっている人が多い」ことだと思います。私たちは事業の性質上、結婚生活に悩み苦しんでいる既婚者の方を多く見てきましたので、とても意外な結果でした。価値観が多様化して社会が綻びを見せ始めている令和という時代背景から「結婚制度は時代に合わなくなっているのでは?」と考え、今回の調査を企画しましたが、調査結果から見えてきたのは、多くの人が自分たちの結婚に「それなりに満足している」という実態でした。

中にはこんな声もいただきました。

「お見合い結婚でしたが主人にはすぐ私が好きになりました。結婚20年以上にもなると兄妹というか相棒のような感じです。でもいつも信頼してますし、私は来世でも主人とめぐりあい一緒になりたいと思ってます」(兵庫県、57歳女性)

しかし、結婚満足度が高いのは、結婚しない人が増えている、離婚する人が多い理由もあるでしょう。2020(令和2)年の「50歳時の未婚率」は男性が28.3%、女性が17.8%でした。「50歳時の未婚率」は以前「生涯未婚率」と呼ばれたもので、50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合です。5年ごとの調査ですが、年々上昇していますから、2025年はもっと高くなっているでしょう。また、離婚件数は2012年ピーク時の23万5千件から減少傾向にありましたが2021年以降は約18万件で高止まりしており、熟年離婚の割合が上昇しています(全体の約25%)。その結果、現在結婚している人は比較的満足しているのかもしれません。

欧米では、一夫一婦制による近代結婚制度が現代の価値観に合わないと考える人たちが増えており、そのうち日本に波及してくるかもしれません。すでに既婚者の約5割が「今の結婚制度に矛盾を感じている点からも、それは明らかでしょう。「当事者が納得しているならどのような、例えば同性や一夫多妻、結婚でも良いと思う」(大阪府、30歳男性)との声が示すとおり、多様性が進む今、社会に共通の形を作ることが難しくなっているからです。

結婚の形が今後どのように変化していくか、注目されます。


◎調査の目的
私どもレゾンデートル株式会社(東京都新宿区)は、「結婚後の新たな生き方」を提案する既婚者向けメディアやネットサービスの展開を行うシステム開発企業です。現代の夫婦関係のあり方や多様性を把握し、今後のサービス開発に向けた市場動向を探るため、今回の調査を企画しました。

◎調査内容・本リリースに関するお問い合わせ
今回の調査内容やデータの詳細に関するお問い合わせ、報道関係の皆様の取材依頼やお問い合わせは下記までお願い申し上げます。

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レゾンデートル株式会社(https://raisondetre-inc.co.jp/
〒160-0022 東京都新宿区新宿4-3-15 レイフラット新宿B棟3F
問い合わせアドレス : urano@raisondetre-inc.co.jp
担当:浦野圭介


プレスリリース情報提供元:ValuePress!

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