ドコモ、企業向けに「docomo M2Mプラットフォーム」を提供開始
NTTドコモは5日、国内外で事業を展開する企業向けに、車両、建設機械、情報機器等に組み込んだ通信モジュールのドコモ回線(国際ローミング中の回線含む)及び海外通信事業者の回線の一元管理を可能にする「docomo M2Mプラットフォーム」を、12月6日より提供すると発表した。国際ローミング中の回線及び海外通信事業者の回線管理が可能なプラットフォームを提供するのは日本の携帯電話事業者として初めて。
従来企業が通信モジュールを用いて複数の国で車両運行管理や建設機械の状態監視等を行う場合、国ごとに回線管理をするためのシステム構築が必要だった。「docomo M2Mプラットフォーム」を利用することにより、統一されたWEB上の管理画面から200以上の国・地域の回線監視や簡易な通信トラブルの診断が可能になり、国ごとの回線管理に関わるシステム開発費を削減することができる。なお、同プラットフォームは日本国内のみでの利用も可能。
同サービスは、世界の通信事業者で導入実績があるJasper Wireless, Inc.(本社:米カリフォルニア州)のプラットフォームを利用している。
ドコモは今回提供する「docomo M2Mプラットフォーム」を通じてモバイルを核とした「総合サービス企業」を目指し、中期ビジョン2015の新事業領域の一つであるM2M事業の展開を加速していく。
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