NTTドコモは18日、LTE回線を利用した通話サービス「Voice over LTE（VoLTE）」の提供を24日から開始すると発表した。

　VoLTEは、従来の3G回線交換方式での通話と比べて音質が向上するほか、ビデオコールを利用したり、通話中に緊急地震速報などのエリアメールを受信したりすることができるようになっている。

　24日から対応する機種は5月14日に発表された夏モデルのスマートフォン「GALAXY S5 SC-04F」の1機種。なお、同じ夏モデルの「Xperia Z2 SO-03F」、「AQUOS ZETA SH-04F」、「ARROWS NX F-05F」のスマートフォン3機種および「AQUOS PAD SH-06F」、「Xperia Z2 Tablet SO-05F」のタブレット2機種は、今後提供されるソフトウェア更新の後に対応する予定。

　VoLTEが使えるのは、Xi（LTE）エリア全域で、3月末時点の人口カバー率は 97.5%だという。エリア外での通話は従来と同様の3G回線交換方式となる。

　通話料金は従来のXiの通話料金と同じ。ただし、ビデオコールには音声通話料金に加えて、映像の送受信によるパケット通信料が送信側と受信側双方に課金される（来年9月末まではキャンペーンにつきパケット通信料は無料）。（松本茂樹）