ドコモ、海外オペレータ6社とM2Mサービスのグローバル展開に向け基本合意
NTTドコモは10日、Telefonica(本社:スペイン)、KPN(本社:オランダ)、VimpelCom(本社:ロシア)、Rogers(本社:カナダ)、Telstra(本社:オーストラリア)、SingTel(本社:シンガポール)の海外オペレータ6社と、M2M(Machine to Machine)のグローバル展開に向けた検討を推進することに合意したと発表した。なお、ドコモは日本のオペレータとして初めて、グローバルな展開実績を持つJasper WirelessのM2Mプラットフォームを活用し、グローバルなM2Mサービスを提供する。
「M2M」は、コンピュータネットワークに繋がれた機械同士が人間を介在せずに相互に情報交換し、自動的に最適な制御が行われるシステムのこと。
今回の合意に基づきドコモは、通信機能を搭載した車両や産業機器、情報家電などを活用するM2M分野においてグローバルに事業展開している顧客の要望に応えるため、現地サポートの提供、一括契約や請求の取りまとめ、及び技術協力などの体制構築について協議を進めていく。また、M2Mデバイスの一括管理や統一されたwebインターフェースによる利用状況管理によって、更なる顧客の利便性向上とコスト削減に貢献していく考え。
なお、検討は当初ドコモを含む7社のオペレータにて開始し、今後さらなる拡大を目指す。また、各オペレータとの具体的な協業範囲と技術協力に関する条件については、オペレータ毎に協議を進めることで、幅広い顧客ニーズに柔軟に応え、M2M市場の更なる発展へ貢献していく。
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