メルー・ネットワークス社、北海道ルスツリゾートに国内ホテルで最大級規模のWi-Fiネットワーク環境を構築

日時: 2012年12月21日 12:00

発表:メルー・ネットワークス株式会社

メルー・ネットワークス社、北海道ルスツリゾートに国内ホテルで最大級規模のWi-Fiネットワーク環境を構築

メルー・ネットワークス社、北海道ルスツリゾートに国内ホテルで最大級規模のWi-Fiネットワーク環境を構築【写真詳細】


メルー・ネットワークスは、北海道で最大規模の滞在型リゾート施設・ルスツリゾートが、同社の次世代高速安定型無線LANシステムを全面的に採用したことを明らかにした。メルー独自のシングルチャネル/バーチャルセル技術によって、高速且つ安定した通信環境と高度なセキュリティを実現している。

2012年12月21日 - 無線LAN規格IEEE802.11nによる企業内ワイヤレスネットワーキングのパイオニアであるMeru Networks, Inc.(NASDAQ:MERU)は、北海道で最大規模の滞在型リゾート施設・ルスツリゾート(加森観光株式会社、本社:札幌市中央区、代表取締役社長:加森公人)が、同社の次世代高速安定型無線LANシステムを全面的に採用したことを明らかにした。

このたびルスツリゾートは、全ての客室や会議室およびレストランなどルスツリゾート全域に、電波干渉が無く移動性に優れる上、エリア内の環境構築が容易なメルーの無線LANシステムを導入し、2012年12月20日より運用を開始した。これは国内ホテル業界としても、同一エリア内に同一企業一社のみで施工する導入規模として最大級のプロジェクトとなる。今後ルスツリゾートのゲストは、同施設内においてPCをはじめスマートフォンやタブレット端末、携帯型ゲーム機といったデバイスをストレス無く快適に無線LAN接続し利用することができる。

運用開始:
2012年12月20日(木)

総投資金額:
1億円

場所:
北海道虻田郡留寿都村字泉川13 ルスツリゾート

対象施設:
ノース・サウスウイング全647客室/ルスツタワー全231客室/飲食施設24店舗/ショップ22店舗/全宴会場およびコンベンションホール全域/全会議室およびホテルロビー全3ヶ所

構築担当:
株式会社北海道日立システムズ

大規模な無線LAN環境の導入にあたりルスツリゾートで各種のシステムを比較検討したところ、一般的なマイクロセル技術は電波干渉の問題から施設内全域への展開が非常に困難であり、将来的に拡張の必要が生じた際には再び電波干渉状況の調査(サイトサーベイ)が必要になるなどの課題があった。このため、高品位な無線環境を実現すると共に、拡張時にサイトサーベイの時間と手間が無くAP増設だけで済む容易性から、メルーのシステムを採用したものである。ルスツリゾートでは無線LAN環境の構築に当たり、最大データ転送速度が300Mbpsで802.11nに対応した2空間ストリーム・デュアル無線アクセスポイント(AP)「AP1010e」450台、および最大500台のAPと5000クライアントをサポート可能な中・大規模ネットワーク向けコントローラ「MC4200」2台(内1台で冗長化)を導入した。

メルー・ネットワークス日本法人社長の司馬 聡は、「これまでにご採用頂いた国内ホテルでは平均150台のAPで施設内をカバーしていますが、ルスツリゾートでは3倍の450台のAPを設置しました。マイクロセル方式で同規模の環境を構築した場合は、最短でも3カ月程度かかると推測されますが、当社のシステムは環境構築が容易なため、11月下旬から作業を開始して12月20日の運用開始が可能となりました。」と話している。

ルスツリゾートに快適空間を実現するメルー独自のシングルチャネル/バーチャルセル技術

これまでルスツリゾートでは主に有線LANを利用し、ラウンジなど一部のスペースに小型Wi-Fiルータを設置したWi-Fiスポットを設け、ゲストに無線LAN環境を提供していた。しかしながら近年ルスツリゾートでは豪州、中国、韓国など海外からのゲストが増加しており、高コストな3Gローミングではなく、客室内でのWi-Fi利用を求める声が高まっていた。またルスツリゾートは、2008年の洞爺湖サミットにおいて国際メディアセンターとして利用されるなどMICE(会議/研修/セミナー、報奨/招待旅行、大会/学会/国際会議、展示会)需要にも注力しており、こうしたMICEにおいては「一定の場所で大勢が同時に使える」「全員が平等に使える」「電波エリアを移動しても途切れない」など、より安定した高品位な無線ネットワークが必要不可欠となっている。

現在無線LANシステムとして一般的に利用されているマイクロセル技術は、帯域幅の異なる3つのチャネルを同時に利用するため、電波干渉しないよう配置や出力を調整しながら、エリア内にAPを設置しなければならない。一方メルーのシステムは、1つのチャネルだけでエリア内をカバーでき、複数のAPを仮想化して1つのAPとして運用するバーチャルセル技術を用いている。このためサイトサーベイの時間と手間が不要でAPの増設も容易となる。さらに無線端末がAP間を移動した際にも接続が途切れること無くスムースなローミングが可能となる。

司馬社長は「国内ホテル最大級規模となる無線LAN環境構築にメルーをご選定いただきありがとうございます。スマートデバイスの急速な増加により、ホスピタリー業界でのWi-Fi環境整備は急務となっており、世界のハイクラスのホテルでメルーをご採用いただいております。その中で培った技術および経験を生かし、お客様にWi-Fi本来の利便性をご提供できることをうれしくおもいます。」とコメントした。

【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:メルー・ネットワークス株式会社
TEL:03-5297-1221
FAX:03-5297-1222

プレスリリース情報提供元:ValuePress!

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