楽天、立命館宇治中高に「kobo Touch」約1600台を導入 全生徒が利用
立命館宇治中学校・高等学校(所在地:京都府宇治市)と楽天は15日、立命館宇治中高が推進するデジタル教育と読書教育の一環として、同校が楽天の電子ブックリーダー「kobo Touch」を約1600台導入することに合意したと発表した。
立命館宇治中高は、今年4月の新学期から「kobo Touch」を全生徒に配布し、利用を開始する予定。なお、国内の教育機関における全生徒を対象とした電子ブックリーダーの導入は今回の案件が初めてとなる。
同校では、全校一貫して読書教育に注力しており、特に中学校では基礎学習の「スタディスキル」として「読書力」を掲げ、3年間で100冊2万ページを読了することを目指している。今回の「kobo Touch」の導入は、生徒たちの読書活動の利便性を高め、より一層の読書冊数と読書時間の増加を期待して実施するもの。
導入後は同校の管理のもと、全生徒を対象として1人につき1台を配布し、生徒は中学・高校ともに学業修了まで自由に利用することができる。同校では主に朝の読書の時間に利用するほか、授業での利用も検討していくという。
なお、立命館宇治中高は、さらなる読書教育の推進を目的に「kobo活用委員会」を設置し、教育分野における積極的な電子ブックリーダーの活用を促進していく。楽天は同社が推進する教育振興の一環として、今回「kobo Touch」を寄贈するとともに、新学期開始以降には運営する電子書籍ストアの「koboイーブックストア」において立命館宇治中高向けの特集を用意し、学校推薦のコンテンツを紹介していく。
立命館宇治中高と楽天は、「kobo Touch」の利用により同校の生徒たちの読書量を向上させることに加え、相互の情報共有のもと、国内の教育分野における電子ブックリーダー導入のロールモデル構築を推進していく。
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