格安SIMカード、約7割が「満足」 満足度トップはIIJ=MMD研究所
MMD研究所が26日発表した「低価格SIMカード利用者の満足度調査」によると、格安SIMカードの約7割の利用者が「満足」と考えていた。
調査は、携帯電話会社から通信網を借りて、低価格でのインターネット接続ができるSIMカードを提供している仮想移動体事業者(MVNO)に対しての調査。調査の対象となったのは利用者数の多い、NTTコミュニケーションズのOCN、インターネットイニシアティブ(IIJ)、NECビッグローブ、日本通信の4社。
カードの購入理由を調べたところ、「スマートフォンの料金を安くするため」が最も多く、「SIMフリータブレットを購入したから」が続いた。
利用端末について尋ねたところ、「スマートフォン」が60.1%で最も多く、「タブレット」が23.0%、「モバイルルーター」が16.0%だった。
総合評価での満足度について、「満足」、「やや満足」、「どちらでもない」、「やや不満」、「不満」、の5段階で尋ねたところ、「満足」が17.6%、「やや満足」が51.6%で、合計69.2%となり、約7割が満足しているとわかった。
事業者別での「満足」と「やや満足」の合計では、IIJが77.6%、OCNが72.8%、NECビッグローブが72.0%、日本通信が54.4%だった。
満足度を「初期費用」、「月額料金」、「通信品質」、「購入のしやすさ」など、12項目で調査したところ、「月額料金」が78.2%で最も高く、「購入のしやすさ」が66.6%、「初期費用」が63.8%、「通信品質」が60.4%だった。
調査は18日から23日の6日間にわたって行われ、1000人(各社250人ずつ)から有効回答を得た。(松本茂樹)
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