日本通信は13日、音声通話の基本料が月額1,560円（税別）で、データ通信は無料で使い放題というSIM「スマホ電話SIM フリーData」を11月23日から提供開始すると発表した。

　「スマホ電話SIMフリーData」は、固定の電番号（090、080、070のいずれかで始まる番号）を保有してスマートフォンでの音声通話ができるもの。データ通信は200kbpsの速度で、無料で使い放題ができる。

　携帯電話キャリアの一般的なスマートフォン向け料金プランでは、音声通話の基本料が1,000円～2,000円前後、パケット定額プランが4,000円～6,000円程度。「スマホ電話SIMフリーData」では、データ通信の速度が劣るというデメリットがあるが、自宅でのWi-Fi利用が中心で外出先では最低限のネット利用しかしないようなユーザーにとっては、パケット通信料分のコストが節約できるメリットがあるだろう。

　通話料は20円/30秒で、無料通話はない。通信ネットワークはドコモのXi・FOMAネットワーク。携帯電話事業者を乗り換えできる番号ポータビリティ制度（MNP）にも対応するという。

　高速で使いたい利用者向けに、月額1,560円（税別）の追加料金で3GB高速データオプションも提供する。

　また、200kbps通信時に、使いたい時にだけ、ボタンひとつで高速通信を利用できる「Turbo Charge（ターボチャージ）」にも対応する。 料金は100MB/90日が300円（税別）、500MB/90日が1,200円（税別）。

　Xi、FOMAやSIMフリーのスマートフォンに対応し、SIMは全サイズ（標準、マイクロ、ナノ）提供する。初期手数料としてSIMパッケージ料金3,000円（税別）がかかる。5ヶ月の最低利用期間があり、利用期間内に解約・解除すると8,000円の解約金がかかる。

　イオン、ヨドバシカメラ、Amazon.co.jpで販売する。