日本通信は14日、同日発売する予定だったLTE対応モバイルWiFiルーター「b-mobile4G WiFi3」について、SIMロックが掛かっていることが判明したため出荷を停止したと発表した。

　「b-mobile4G WiFi3」はSIMロックフリーで、2GHz、1.5GHz、800MHzのどの電波にも対応している世界にひとつしかないLTE対応WiFiルーター。同製品を使用することで、あらゆるLTEエリアにおいて、タブレットやノートPC、ゲーム機などをインターネットに接続できる。

　日本通信は、携帯事業者のSIMロックに対して「利用者を不当に縛るもの」として反対し、SIMロック解除を一貫して推進してきた。従って、日本通信がこれまでに発売してきた製品は全てSIMロックフリーとなっており、顧客が端末は端末として、SIMはSIMとして好きなものを選んで使える世界を提供してきた。

　しかし、このような日本通信の意に反し、同日発売予定だった「b-mobile4G WiFi3」にはドコモのSIMロックが掛かっていることが発売当日に判明。「SIMロック解除の推進役である当社がSIMロックが掛かってしまっている製品を出荷することはできない」として、同製品の出荷停止を決定した。