伊藤忠テクノがMVNO事業に参入、企業向けモバイルデータ通信サービスを提供
伊藤忠テクノソリューションズ(略称:CTC)は18日、無線基地局を持たずにサービスを提供する仮想移動体通信事業(MVNO: Mobile Virtual Network Operator)に参入し、企業向けモバイルデータ通信サービス「CTCビジネスモバイル」の提供を4月から開始すると発表した。
CTCのプライベートクラウドサービスや仮想デスクトップ(VDI)ソリューションなど様々なサービスやソリューションと組み合わせ、モバイル通信網によるネットワーク接続までを含めた幅広い企業ニーズに対応する。5年間で10万回線以上の販売を目指す。
従来、顧客が社外のモバイル環境からデータセンターまでを安全に接続するためには、専用線など高価な固定ネットワークのサービスが必要になり、CTCのデータセンターを利用している顧客や仮想デスクトップを利用または検討している顧客などから、高額な初期費用をかけることなく外出先から安全に接続できるサービスが求められていた。
CTCが提供する企業向けモバイルデータ通信サービス「CTCビジネスモバイル」は、キャリアモバイル通信網、CTCデータセンター、顧客のネットワークを接続し、セキュアで高速なモバイル回線(通信方式:LTE)を企業向けに提供するサービス。回線再販型のMVNOとは異なり、通信事業者のネットワークを一旦CTCのサービス設備に引き込んで通信を制御し、セキュアなデータ通信サービスを提供する。
通信設備の運営にあたっては株式会社インターネットイニシアティブと協業し、高品質で安定した回線サービスを提供する。
マルチベンダー環境でのシステム構築にCTCは豊富な実績がある。顧客はCTCビジネスモバイルの利用によって、SI、データセンター、クラウドの分野だけでなく、モバイル通信回線まで含めたワンストップ型サービスを利用可能となる。
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