<iPhone 6sにおける首都高速、エリア・通信速度実測調査>iPhone 6sの「受信速度」はソフトバンクがトップ!Hybrid 4G LTEによる最適ネットワーク化が寄与

日時: 2015年10月01日 11:30

発表:リーディア株式会社

表1:首都高速における測定結果

表1:首都高速における測定結果【写真詳細】

図1:受信速度マップ
図2:受信レベルマップ

 リーディア株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:雨ノ宮 裕一郎、サイト: http://leadea.org/ )は、アップルの新型スマートフォン iPhone 6s/6s Plusの発売に伴い、iPhone 6s/6s Plusにて大幅に向上された通信速度性能を確認するとともに、より快適に利用しやすい通信会社の調査を目的として、各キャリアの「エリア」と「通信速度」の調査を実施し、結果をまとめました。
 調査にはKDDI(略称:au)、NTTドコモ(略称:dcm)、ソフトバンク(略称:sb)から販売されているiPhone 6sを用い、リーディア株式会社が開発した通信計測アプリにて、受信レベルやダウンロード速度の実態を調査しました。調査は9月26日の午後、首都高速道路の大井PAから湾岸線を通り、都心環状線を周回するルートとしました。また、より各社の周波数展開状況を把握するため、PCTEL社製のRFスキャナ:IBFlexを利用し、通信速度を裏付ける調査も実施しました。
調査レポートページ: http://leadea.org/report/report_009


【測定結果】
■ソフトバンク
 最高受信速度で103.9Mbpsを記録し、平均受信速度でも23.0MbpsとNo.1に。
■NTTドコモ
 唯一LTEを100%維持。最高受信速度、平均受信速度でソフトバンクにつぐ次点。
■KDDI(au)
 他2社に比べ、全体的にパフォーマンスで劣る形に。


<ソフトバンク>
 最高受信速度、平均受信速度ともに、優位を示したソフトバンク。まだ3Gに落ちる場所が存在するも、全体的に高いパフォーマンスを示す形となりました。
 RFスキャナからみた周波数展開状況からも、FDD-LTEの2.1GHz帯15MHz幅、900MHz帯10MHz幅が展開され、TDD-LTEでも2.5GHz帯の20MHz幅と10MHz幅が展開されており、両方式にてiPhone 6sがサポートするキャリアアグリゲーションが可能なエリア展開が確認できる形となり、Hybrid 4G LTEとして高いパフォーマンスを裏付ける形となりました。

<NTTドコモ>
 最高受信速度83.7Mbps、平均受信速度も21.6Mbpsとソフトバンクに次ぐ高いパフォーマンスを示しました。LTE在圏率も100%と、充実したエリア展開を示す形となりました。
 RFスキャナからみた周波数展開からは、1.7GHz帯20MHz幅は全面的に展開するも、2.1GHz帯15MHz幅は展開中となり、また2.1GHz帯ではユーザーが多いためか受信品質を示すRSRQに良好な値が少なく、キャリアアグリゲーションによる大きなパフォーマンス向上を受けることは厳しい状況が伺えました。

<KDDI(au)>
 平均受信レベルでは良好な値を示すも、通信速度では他2社に比べて劣る形となり、また環状線の千代田トンネル付近にて圏外を9秒記録するなど、課題が残る結果となりました。
 RFスキャナからみた周波数展開からは、iPhone 6sが対応するWiMAX2+の周波数2615.2MHz(20MHz幅)は観測されず、WiMAX2+のキャリアアグリゲーションはまだ利用できない形となり、通信速度では他社と比較すると苦しい状況にあることが裏付けられました。


【測定結果詳細】
<表1:首都高速における測定結果>
https://www.atpress.ne.jp/releases/76025/img_76025_1.png

■iPhone 6s取得データ
<図1:受信速度マップ>
https://www.atpress.ne.jp/releases/76025/img_76025_2.jpg
<図2:受信レベルマップ>
https://www.atpress.ne.jp/releases/76025/img_76025_3.jpg
<図3:回線種別マップ>
https://www.atpress.ne.jp/releases/76025/img_76025_4.jpg

■RFスキャナ取得データ
<図4:KDDI(au) 周波数別 受信レベル、受信品質マップ>
https://www.atpress.ne.jp/releases/76025/img_76025_5.jpg
<図5:NTTドコモ 周波数別 受信レベル、受信品質マップ>
https://www.atpress.ne.jp/releases/76025/img_76025_6.jpg
<図6:ソフトバンク 周波数別 受信レベル、受信品質マップ>
https://www.atpress.ne.jp/releases/76025/img_76025_7.jpg
<図7:各社周波数別 平均受信レベル、品質グラフ>
https://www.atpress.ne.jp/releases/76025/img_76025_8.jpg

<表2:各キャリアの展開LTE周波数>
https://www.atpress.ne.jp/releases/76025/img_76025_9.png


 リーディア株式会社では、携帯電話ユーザーがキャリアを選定する際に1つの指標となる「つながりやすさ」「通信速度」に着目し、今後もユーザーが利用するさまざまなシーンにて、スマートフォンを快適に利用できるキャリアの評価を提供していく方針です。

*本資料は、実測データを元にした調査結果となっています。実測結果は測定時間や周囲の環境等の諸条件により変動し、また各キャリアともネットワークの品質向上に日々取り組んでいるため、あくまでも取得時のデータです。


【試験内容】
■通信速度計測
 iPhone 6sの通信速度計測には、「通信計測アプリ」を使用。本アプリは、つながりやすさ(受信レベルやアンテナ本数等)や通信速度を位置情報とともに計測可能なアプリとなっています。計測は同時に開始することで、同地点での公正な評価を行っています。
試験設定:ダウンロードファイルサイズ=64Mbyte、試験間隔=30秒、ダウンロードタイムアウト=15秒

■RFスキャナ
PCTEL社製のRFスキャナ:IBFlexを用い、3キャリアが所有するLTE用周波数700MHz~3.5GHz帯を測定しました。本レポートには、受信した周波数を全て数値化しグラフ及びマップを作成しております。

■調査エリア
首都高速道路:大井PA ~ 湾岸線 ~ 都心環状線
所要時間  :46分


【会社概要】
商号  : リーディア株式会社
代表者 : 代表取締役 雨ノ宮 裕一郎
所在地 : 神奈川県横浜市緑区
設立  : 2013年6月
資本金 : 785万円
事業内容: 無線コンサルティング、評価ビジネス
URL   : http://www.leadea.org/


【このリリースに関するお問い合わせ先】
本調査の取得データ・内容について、ご興味のある方はお問い合わせ下さい。
リーディア株式会社
レポートページ   : http://leadea.org/report/report_009
問い合わせ先 E-mail: contact@leadea.org

プレスリリース情報提供元:@Press

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