App Annie、アプリ市場動向をまとめたApp Annie Index最新版(9月)を公開
ゲーム編:iOS 売上トップパブリッシャー【写真詳細】
App Annie(本社:北京およびサンフランシスコ、CEO:Bertrand Schmitt)は、iOS App StoreとGoogle Playの両アプリストアにおけるアプリ市場の動向をまとめた分析記事、App Annie Indexの最新版を当社ウェブサイト上に公開しました。
App Annie Indexはゲーム編とアプリ編(ゲーム以外のアプリが対象)に分かれており、2013年9月のiOS App StoreとGoogle Playにおけるパブリッシャーやアプリのダウンロード数と売上のランキングを公開しております。世界規模でのランキングとなっておりますが、ゲーム編ではGoogle Playにおける売上上位10タイトルの半数を日本のパブリッシャーによるゲームが占めています。記事本文では「魔法使いと黒猫のウィズ」と「チェインクロニクル」のランキング推移も取り上げております。
また、今回は通常のApp Annie Indexとは別に、4半期毎にアプリ市場全体の動向をまとめたApp Annie Market Indexも併せて公開しております。こちらは2013年7月~9月のデータを用いた内容となっておりまして、BRIC諸国の成長がGoogle PlayやiOS App Storeで見られます。
■App Annie Index:2013年9月
ゲーム編:パブリッシャーのグローバル展開が本格的に
http://blog.appannie.com/app-annie-index-games-september-2013/
アプリ編:メッセージングアプリがメディアプラットフォームに
http://blog.appannie.com/app-annie-index-apps-september-2013/
■App Annie Market Index:2013年 Q3
BRIC諸国の存在感が際立ち始める
http://blog.appannie.com/app-annie-index-market-q3-2013/
※ それぞれの記事は英文です。要約は以下をご参考ください。
■ゲーム編のハイライト
<世界のトップゲームパブリッシャーに大きな動きが>
今秋は世界のトップゲームパブリッシャーのうち3社に関する大きな話題があります。エレクトロニック・アーツ(以下、EA)の新CEOにアンドリュー・ウィルソン(Andrew Wilson)氏が選ばれました。2000年にEAに入社したウィルソン氏は、最近2年間はEA SPORTS部門のエグゼクティブ・ヴァイス・プレジデントを担当していましたが、スタジオ生え抜きのCEOがEAに生まれるのはこれが初めてです。また、9月の後半にはKingのIPOに関する噂が熱を帯びました。大ヒット作の「Candy Crush Saga」を生み出したKingはこの件に関するコメントを行っていませんが、投資家たちは市場での潜在価値を探り始めています。このKingのIPOについては、モバイル業界では何ヶ月ものあいだ語られていたかと思いますが、Supercellとガンホーのニュースには誰もが驚いたことでしょう。Supercellは株式の51%をソフトバンクとガンホーに15億ドルで譲渡することを10月中旬に発表しました。今年の夏、Supercellとガンホーはすでに「Clash of Clans」と「パズル&ドラゴンズ」のクロスプロモーションを行っていましたが、今後、グローバルでのユーザー拡大に向けて、両者の関係はより深く結ばれてゆくでしょう。
<Machine Zoneが翻訳機能で売上を拡大>
Machine Zoneの「Game of War - Fire Age」はゲーム内に翻訳機能を追加したことで大きく売上を伸ばしました。グローバルでユーザーを獲得しようとした時に直面するのが言語の壁であり、ユーザー間のコミュニケーションを妨げる要素となります。言語別のバージョンを用意する代わりに、Machine Zoneはリアルタイムでのチャット翻訳機能を実装することでグローバルなユーザー間のシームレスな交流を図りました。翻訳は完璧ではないものの、ゲーマーがよく使用する言葉を多言語で認識することができます。もし、「Game of War - Fire Age」が売上ランキングのチャートを昇り続け、国際規模でのコミュニティを育てることができたら、Machine Zoneの成功がローカライゼーションやユーザー拡大へのアプローチ方法の転換点になるかもしれません。記事本文にはMachine ZoneのCEO兼共同創業者であるガブリエル・レイドン様よりいただいたコメントを掲載しております。
<テンセントがWeChat上にゲームを提供開始した影響>
8月上旬、テンセントがWeChat上にゲームセンターを追加したことで、iOS App Storeのランキングに震動が起きています。WeChatのステッカーやフレンド検索機能はどの国のユーザーでも使用できますが、このゲームセンターを楽しめるのは中国のユーザーに限られています。WeChat上で取り上げられ、他のメッセージングサービスのゲームでも見られるようなソーシャルゲームの機能をそなえた「WeMatch」は8月のダウンロードランキングの上位にランクインしたテンセント初のタイトルでしたが、9月は「Rhythm Masters」がランクインしました。
■アプリ編のハイライト
<Kakaoがプラットフォームを拡大し、LINEはインドにフォーカス>
Kakaoは「KakaoTalk」のユーザーインターフェースを改良するとともに、新たに「KakaoGroup」と「KakaoMusic」という2つのアプリをリリースしました。「KakaoGroup」ではユーザーがプライベートなグループを作成することができ、「KakaoMusic」では購入した楽曲をフレンドが聴いたり、コメントを加えることができます。一方、LINEはインドでテレビCMのキャンペーンを新たに開始することを発表しました。また、LINEはソニーインディアとの協力関係も進めており、2種類のスマートフォンにLINEがプリインストールされる予定です。
<DisneyがAR(仮想現実)アプリでコンソールゲームをプロモーション>
Disneyはコンソールゲーム「Disney Infinity」の発売に連動して、「Disney Infinity: Action!」をリリースしました。「Disney Infinity」はDisney初のコンソールゲームで数多くのDisneyキャラクターが登場します。このゲームに関心を持ってもらうために「Disney Infinity: Action!」では、トイ・ストーリーやモンスターズ・インクといった映画の人気キャラクターをAR(仮想現実)によって重ねあわせた動画を作ることができます。
■Market Index 2013年 Q3のハイライト
iOS App StoreとGoogle Playの市場規模を比較すると、ダウンロード数ではGoogle PlayのほうがiOS App Storeに比べて多く、その差はiOS App Storeの約25%となっており、Q2よりも差が広がっています。Google Playのダウンロード数が伸びている要因の1つにブラジルやアルゼンチンの成長が挙げられます。一方、売上ではiOSのほうが大きく、Google Playの2.1倍となっていますが、2.3倍だったQ2に比べて差が縮小しています。
国別のランキングを見ると、iOSの売上において中国が順位を伸ばし、アメリカ、日本に続く3位となっています。Google Playの売上では5位に台湾がランクインし、1位の日本、2位の韓国とともにアジア勢が上位を占めています。
■App Annieについて
App Annieでは、アプリおよびデジタルグッズ市場向けのビジネスインテリジェンス製品を再発明しています。App Annieのデータと製品は業界標準で、上位100位のiOSパブリッシャーの90%以上に使用されています。300,000を超すアプリが日々、ダウンロード数、収益、ランキング、レビューをトラッキングするのにApp Annie Analyticsを使用しています。アプリストアにおける当社は今までのどのアプリストアのマーケットデータ会社よりも多いダウンロード数と収益をトラッキングしています。App Annieは株式非上場のグローバル企業で、北京、サンフランシスコ、東京、ロンドン、香港、ソウルのオフィスに110人以上の社員がいます。詳細につきましては、 http://www.appannie.com/ をご覧ください。当社のブログやTwitter(@appannie)もございます。
【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】
App Annie 日本オフィス広報担当
E-Mail: jp.contact@appannie.com
PR Newsリリース詳細ページ
提供元:PR News
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