NECビッグローブ、スマホの紛失・セキュリティ対策などをまとめた小企業向けサービス「そとビズ」
NECビッグローブは10日、モバイル端末の情報漏えいやセキュリティ対策などを提供する法人向けサービス「そとビズ」を提供開始すると発表した。
同サービスは、新規システム開発の手間なく利用できる複数社のサービスを「そとビズ」として組み合わせて提供するもの。小規模事業者でも利用しやすいように、1ユーザーあたり210円~1,050円の月額料金で、最小1ユーザー単位で利用できる。
サービスの内容は、1.社内への安全なアクセスを実現するリモートデスクトップサービス、2.端末紛失時の情報漏えいを防ぐ端末紛失対策サービス(MDM)、3.不正アクセスやウイルス侵入を防ぐ総合セキュリティ対策ソフトウェア、4.高速モバイルサービスの4種類。
1番目のリモートデスクトップサービスは、スプラッシュトップ社が「Splashtop Business」として提供しているもの。モバイル端末から、社内のパソコンにアクセスしてソフトウェアやデータを利用できるサービス。外出先から社内の在庫管理システムを確認したり、社内の共有サーバにあるデータを更新したりできるため、外出先での空き時間などを有効活用できる。
また、モバイル端末にデータを入れて持ち歩く必要がなく、情報漏えいのリスクを低減できる。オフィスにあるパソコンには専用ソフトウェアを、タブレットなどのモバイル端末には専用アプリをインストールするだけで、ネットワークやサーバの設定変更をせずに、簡単に導入できる。料金は、1ライセンスあたり月額1,050円。
2番目の端末紛失対策サービスは、インヴェンティット社が「MobiConnect BEGIN」として提供しているもの。遠隔操作でモバイル端末を利用できないようにロックしたり、初期化することができる。
万が一端末を紛失した場合にもデータの漏えいを防ぐことができる。また、対象となる利用者全員に端末のパスワードを設定するよう強制できる機能も提供する。料金は、1ライセンス(端末)あたり月額210円。
3番目のセキュリティ対策は、マカフィー社が「マカフィー・マルチアクセス for ビジネス」として提供しているもの。
ウイルス対策やスパイウェア対策などに加え、不正なプログラムが含まれているWebサイトを警告する安全評価機能などを提供する。Windows、Mac、Android搭載端末を合計5台まで利用できる。料金は月額525円。
4番目の高速モバイルサービスは、BIGLOBEが提供する「BIGLOBE LTE・3G」。NTTドコモのXiエリアとFOMAエリアで利用できる。最大通信速度は、下り112.5Mbps~384kbps/上り最37.5Mbps~384kbps。4つの料金プランがあり、最安のエントリープラン(月間1GB)は月額770円で、初期費用が3,150円。
「そとビズ」が提供するサービスの利用には、法人向けの会員サービス「BIGLOBEオフィスサービス」(管理者ID:月額525円)の利用が必要となる。
NECビッグローブは、2014年2月には「そとビズ」にラインアップするサービスをまとめて購入できるようにし、利用シーン別におすすめのサービスをセットにした商品も提供するという。
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