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ソフトバンクモバイルがスマホ向けゲーム「パズドラ」のガンホーにTOB

日時: 2013年03月25日 18:38

 ソフトバンクモバイルは25日、累計1,000万ダウンロードを突破したスマートフォン向け人気パズルRPGゲーム「パズル&ドラゴンズ」などを配信するゲーム開発・運営会社ガンホー・オンライン・エンターテイメントの普通株式を、公開買付け(TOB)により取得すると発表した。

 ソフトバンクモバイルは同公開買付けに際し、ガンホーの代表取締役会長である孫泰蔵氏が代表社員を務める、ガンホーの第3位の大株主であるアジアングルーヴ合同会社(所有株式数:166,710株、所有割合:14.47%)との間で、3月25日付で公開買付応募契約書を締結し、アジアングルーヴが所有するガンホー株式の一部である73,400株(所有割合:6.37%)について同公開買付けに応募することで合意した。なお、アジアングルーヴ所有株式の一部である73,400株は同公開買付けにおける買付予定数の上限(73,400株)と同数となっている。

 買付け価格はガンホー普通株式1株につき340,276円。買付け期間は2013年4月1日から4月26日まで。買付け総額は最大で249億7,600万円となる見込み。

 なお、ガンホー株式は現在JASDAQ市場に上場しているが、同公開買付けはガンホーの上場廃止を企図するものではなく、ソフトバンクモバイルは73,400株(所有割合:6.37%)を上限として同公開買付けを実施するため、ガンホー株式は同公開買付け終了後も引き続きJASDAQ市場における上場が維持される予定。

 ガンホーは1998年にソフトバンクと米国オンセール社(ONSALE, Inc.)が設立した合弁会社「オンセール株式会社」を起源とし、現在はソフトバンクBB(所有割合:33.63%)が筆頭株主で、その最終親会社であるソフトバンクの持分法適用関連会社となっている。現在主に自社で企画・開発したオンラインゲーム及びライセンス使用許諾を受けた他社開発ゲームコンテンツの配信・運営(PCオンライン事業)、並びに家庭用ゲーム機、携帯型ゲーム専用機、スマートフォン(高機能携帯電話)向けのゲームソフト・ゲームコンテンツの自社企画・開発・販売・配信(モバイルコンシューマ事業)等を行っている。

 最近ではiOSのApp Store内「トップセールス」ランキングで1位を獲得、AndroidのGoogle Play内「売り上げトップのアプリ」ランキングでも1位を獲得し、累計1,000万ダウンロードを突破した人気パズルRPG「パズル&ドラゴンズ」や、累計200万ダウンロードを突破した「ケリ姫スイーツ」など、人気のスマートフォンアプリを開発・配信している。

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