Mozilla、「Firefox OS」をグローバル市場へ拡大 日本ではKDDI
米Mozillaは24日、スペイン・バルセロナにおいて、「Firefox OS」のオープンなモバイルエコシステムが提供する初めての商用ビルドの内覧会を行い、各国の通信事業者による新製品の提供予定を発表した。
「Firefox OS」デバイスが最初にユーザー向けに提供されるのは、ブラジル、コロンビア、ハンガリー、メキシコ、モンテネグロ、ポーランド、セルビア、スペイン、ベネズエラで、それ以外の国への進出も予定されている。なお、現在までに、チャイナ・ユニコム(中国)、KDDI(日本)、KT(韓国)など世界各国の主要通信事業者17社が、「Firefox OS」によるオープンWebデバイスのイニシアティブにコミットすることを表明している。
「Firefox OS」を搭載するスマートフォンは、すべてがオープンなWeb標準技術に基づいて開発された初めての製品であり、すべての機能をHTML5アプリケーションとして開発できる。Webアプリはデバイスのあらゆる基本機能にアクセスし、モバイルデバイスで一般的に見られるHTML5の障害を回避して優れたパフォーマンスを提供する。このプラットフォームの柔軟性により、通信事業者は各社の顧客固有のニーズに合わせてインタフェースを簡単にカスタマイズし、ニーズに応じたサービスを提供できる。
Mozillaは現在、通信端末製造会社である仏Alcatel(アルカテル)、韓国LGおよび中国ZTEの各社と協力して「Firefox OS」を搭載する最初の製品の開発を進めており、今年後半には中国Huawei(ファーウェイ)もこれに続く予定。
また、Mozillaはコンテンツとサービスを提供する主要パートナー企業とも戦略的な提携契約を締結した。ユーザーは、動的で多機能、しかもオープンなスマートフォン体験を得られ、シンプルで高速なインタフェースとビルトインされたコスト管理機能を使用して、FacebookやTwitterなどWeb上のあらゆるお気に入りに簡単にアクセスできる。
MozillaのCEOであるGary Kovacs氏は、「Firefox OSは、オープンなWebによる自由と無限の革新性を世界中のモバイルユーザーにもたらす。活気に満ちたコミュニティと熱心なパートナー各社に支えられ、Mozillaは公平な競争の機会を提供すること、そしてオンラインを利用するこれからの20億の人々のさまざまなニーズを満たすコンテンツとサービスを急増させることを目指す」と述べている。
スポンサードリンク
関連記事
トレンドの最新ニュース
- Anker、大容量モバイルバッテリーに新製品 急速充電とコンパクト化実現
- 中古スマホの個人間売買サイト「スマホのマーケット」9月中旬リリース
- スマホ広告、閉じる人・読む人それぞれ約3割 マイボイスコムが調査
- 医療費のスマホ決済、2018年度より導入へ 横浜銀行など
- LINE MUSIC、楽曲のダウンロード販売を開始 無料会員も利用可能
- 寝ながらスマホを快適に!スマートフォン操作専用のリラックス枕
- LINEポイントが最大20%還元される「LINEショッピング」登場
- スマホから写真を販売できる「スナップマート」、定額制プランを導入
- ツイッタークライアント「ついっぷる」10月末日サービス終了
- DNP、LINE上の会話に合わせてコンテンツを提供するサービスを開始