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LINEが電子コミックサービス「LINE マンガ」を開始、電子書籍事業に参入

日時: 2013年04月10日 10:59

電子コミックサービス「LINE マンガ」を公開(画像:LINE株式会社)

電子コミックサービス「LINE マンガ」を公開(画像:LINE株式会社)【写真詳細】

「LINEマンガ」の画面イメージ(画像:LINE株式会社)
「LINEマンガ」の画面イメージ(画像:LINE株式会社)

 LINE株式会社は9日、同社が運営する無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「LINE(ライン)」の連携サービスとして、電子コミックサービス「LINE マンガ」(iOS・Android対応/無料)を公開したと発表した。

 電子書籍市場では、販売ストアが乱立しているためにユーザーが分散し、電子ブックリーダー端末の普及やコンテンツの充実に時間がかかっているのが現状。そこでLINEでは、特別な電子ブックリーダー端末を用意する必要なく、作品を購入する「ストア」・閲覧する「ビューアー」・購入した作品を整理する「本棚」の機能全てをアプリ一つで完結できるスマートフォン向け電子コミックサービスとして、今回「LINEマンガ」の提供を開始する。

 「LINEマンガ」は、LINEで利用できる「スタンプ付きマンガ」を販売するのが特徴のひとつ。第一弾として「宇宙兄弟」「進撃の巨人」「となりの怪物くん」「カイジ」「BADBOYS」「QP」購入者は、特典として当該マンガキャラクターのスタンプを無料でダウンロードすることが可能。

 さらに、LINEを通じて友人にお気に入りのマンガ作品をお薦めする機能や、マンガ作品の立ち読み機能など便利な機能を多数搭載。期間限定でお得にマンガ作品を購入できるキャンペーンも随時行っていく。

 たとえば、5月6日まで有名タイトル100作品の1巻目を全て半額で提供するほか、4月22日までLINEの友人にマンガ作品をお勧めするとコインプレゼント(1日に10コインまで)、4月22日までコイン初回購入時にボーナスとして500コイン(500円分)プレゼントなどのキャンペーンを実施する。

 マンガ作品は、秋田書店、講談社、集英社、小学館、スクウェア・エニックス、白泉社など約50社以上の出版社・レーベルから提供を受け、「宇宙兄弟」や「ONE PIECE」などの人気作品を含む約3万冊を扱い、国内のスマートフォン向け電子コミックサービスとしては最大級の規模となる。

 出版社においては、国内4,500万人以上のユーザーを擁するLINEを入り口にしてスマートフォンユーザーの集客を期待できることに加え、スタンプなどの特典を用意することにより、LINEならではの付加価値を加えてマンガ作品を販売することが可能となる。

 また、今後スマートフォンに加えてタブレット端末へも対応を進めていくほか、毎月1,000作品以上を追加し、更なるコンテンツ拡充を行っていく予定。

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