2024年スマートフォン日本市場における販売量を発表〜前年比7%増加〜

日時: 2025年03月06日 09:00

発表:Counterpoint Research HK Limited

2024年スマートフォン日本市場における販売量を発表〜前年比7%増加〜

2024年スマートフォン日本市場における販売量を発表〜前年比7%増加〜【写真詳細】


カウンターポイント・リサーチ・エイチ・ケー (英文名: Counterpoint Research HK 以下、カウンターポイント社)は、2024年度スマートフォン日本市場における販売量は前年比7%増加したという調査結果を含むJapan Smartphone Trackerによる最新調査を発表致しました。

2024年度スマートフォン日本市場における販売量は、日本経済の回復により前年比7%増加しました。日本のスマートフォン市場は、わずかながらでも着実な経済成長、賃金上昇、輸入価格の安定による消費者支出の押し上げがあり、徐々に回復傾向にあります。

図: スマートフォン日本市場における前年度比販売量・2023年と2024年の比較


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3Nzc0NSMzNTIyOTMjNzc3NDVfcU9DTWFRcHJSQS5wbmc.png ]
出典: カウンターポイント社Japan Smartphone Tracker

Appleは安定した為替レートに支えられ、iPhone16シリーズの売上が好調でしたが、旧モデルの需要が弱まったため、2024年のApple全体の売上は前年比で3%減少しました。

この全体の落ち込みにも関わらず、Appleは依然として、高価格帯機種のプレミアムセグメントでの優位性を保ち続けています。一方で、ソニーはプレミアム市場の牽引役として、ハイエンド製品への注力を強めています。

また、引き続き日本の消費者はお財布に優しい選択肢を好んでいることが背景としてあり、低〜中価格のスマートフォンへの強い需要がXiaomi、OPPO、シャープ、FCNTなどのブランドの成長を牽引しています。

2025年における日本のスマートフォン市場の見通し

日本のスマートフォン市場は、世帯収入の増加と国内の経済回復に支えられ、2025年は成長すると考えられます。また、参入企業も市場拡大に向けて、より積極的なアプローチを取っていく可能性が高いと考えられます。

しかし、総務省によるスマートフォンへの補助金規制の強化が市場拡大を制限する可能性があります。さらに米トランプ政権での米国貿易政策をめぐる不透明性も足かせになる可能性があります。

カウンターポイントリサーチ社シニアリサーチアナリスト Jene Park氏 は「新発売されたiPhone 16eは、2025年に日本でのAppleの成長を後押しする可能性が高い。一方で、シャープやソニーなどの国内ブランドはプレミアム化を更に進めると予想されます」と述べています。


本プレスリリースに関する詳細並びに情報は、こちらからご覧いただけます。
https://www.counterpointresearch.com/report/post-report-market-monitor-oem-shipment-by-region-and-countries-q4-2024

今回の発表は、チャネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施したものです。 (調査時期:2024年1月1日~2024年12月31日)

【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Research HKはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/

プレスリリース情報提供元:ValuePress!

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