2024年度10月版GenAIに関するアンケート意識調査結果を発表
2024年度10月版GenAIに関するアンケート意識調査結果を発表【写真詳細】
カウンターポイント・リサーチ・エイチ・ケー (英文名: Counterpoint Research HK 以下、カウンターポイント社)は、GenAIに関するアンケート意識調査を7カ国3,525人に実施した結果、GenAI(生成AI)に馴染みがある、良く知っていると回答した人が全体の32%だったという調査結果を含むGenAI Consumer Awareness Survey, 2024による最新調査を発表致しました。
GenAIに関するアンケート意識調査を7カ国3,525人に実施した結果、主にチャットボットや検索エンジンといった機能からGenAI(生成AI)に馴染みがある、良く知っていると回答した人が全体の32%だったことが分かりました。本調査は、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、ポーランド、日本の7か国3,525名の回答者に対して実施されたアンケート調査であり、GenAIの認知度は北米で最も高く(72%)、逆に日本で最も低い(7%)数字となりました。スマートフォンはGenAIの普及において中心的な役割を果たしており、Z世代を筆頭に、回答者の3/4がスマートフォンを介してGenAI技術に触れていると回答しました。スマートフォンが人々の日常生活に組み込まれる中で、回答者の59%が2025年中にGenAI搭載スマートフォンを買うつもりだと回答しています。買い替えトレンドは米国で最も強く、次いでドイツやフランスでも高い関心が示されています。
本調査は、GenAIの認知度、GenAIの与える影響、懸念、付加価値、そして、将来のスマートフォン購入の判断への影響を調査する目的で、2024年10月1日から2024年10月31日に実施されたアンケート調査であり、回答者は米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、ポーランド、日本の3,525人が対象として実施されました。
・認知度:全回答者3,525名のうち、32%が GenAIを使用したことがあると回答。具体的な利用方法は、主にチャットボットや検索エンジンでの使用。
・スマートフォン経由の利用:使用したことがある回答者のうち、73%がスマートフォンでGenAIを使用したことがあると回答。スマートフォンが、認知度向上・収益化の双方で中核となるデバイスであることを示している。
・主なメリット:全回答者のうち69%が、GenAIによって時間が節約できることが価値となっていると回答。
・購入意向:全回答者のうち59%が、GenAI搭載スマートフォンに2025年9月までに機種変更を検討。特に米国で高い数字となっている。
・GenAIへの出費:2/3を超える回答者が、スマートフォン上のGenAI利用サービスにお金を払っても良いと考えていると回答。
GenAIの認知度が高まり、用途も広がっている現状に関して、カウンターポイント社リサーチディレクターTarun Pathak氏は次の通り述べています。
「GenAIは色んな場面で使え、汎用性が高いため、個人、業用、教育の用途で興味が高まっている。文書作成、編集、調査などの日々の作業が実際に簡単になってきており、なくてはならないツールであることが証明されつつある。中でも文書作成支援はユースケースとしてトップだ。色々な場面で使える上に、簡単に使え、結果のチェックもできるからだ。他にも、画像生成や音声での指示と応答も採用が大きく広がっている。その一方で、Circle to Search機能(スマートフォンの画面上で丸く指で囲むと、その文章や画像について、詳しい情報が検索可能となるAndroidでの機能)や電話・会議のサマリー作成機能はたいして人気がない。正確さやプライバシーへの懸念があるのだろう。」
図: GenAIに関するグローバル意識調査と消費者による利用用途
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3Nzc0NSMzNTAyODgjNzc3NDVfWmdMVHRoUnRMUi5wbmc.png ]
出典: カウンターポイント社 Global GenAI Capable Smartphone Report, Q3 2024
認知度と収益化に関する考察をカウンターポイント社リサーチディレクターMohit Agarwal氏が次の通り述べています。
「世界の各地でGenAIの認知度は上がってきている。今後Gen AIを広く普及させる上で、マーケティングも大事だが、鍵を握るのはスマートフォンだ。スマートフォンが日々の暮らしに欠かせないものになっているいま、GenAI機能の有無はスマートフォンの購入を左右する重要なファクターだ。しかし、多くの消費者は未だにGenAIがデバイス上で実行できることのメリットを理解していない。本調査では、GenAI搭載スマートフォンなら高くても良いと回答した人たちは、わずか19%だった。そのため、スマートフォンメーカーは低価格のエントリーモデルを用意しつつ、他の方法で売上を立てることを模索する必要がありそうだ。例えば、アプリで収益を得る、サードパーティ向けにLLMサービスを提供するなどが考えられる。」
本プレスリリースに関する詳細並びに情報は、こちらからご覧いただけます。
https://www.counterpointresearch.com/report/global-genai-capable-smartphone-report-q3-2024
今回の発表は、チャネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施したものです。 (調査時期:2024年10月1日~2024年10月31日)
【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Research HKはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/
プレスリリース情報提供元:ValuePress!
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