都市型災害の発生を想定した避難訓練での行動を見える化~サイバートラスト、ユビキタスが東京都公園協会主催の「都市型被災訓練」に協力~
避難経路モニタリングシステム(見える化システム)イメージ図【写真詳細】
サイバートラスト株式会社(東京都港区、代表取締役社長:眞柄 泰利、以下 サイバートラスト)と株式会社ユビキタス(東京都新宿区、代表取締役社長:佐野 勝大、以下 ユビキタス)は、2016年9月3日(土)から4日(日)まで東京都代々木公園で実際にキャンプをしながら防災訓練を行うShibuya Camp 2016(主催:東京都公園協会、共催:一般社団法人Project72、後援:渋谷区)において、スマートフォンとクラウドを活用した避難経路モニタリングシステム(以下 見える化システム)を支援提供することを発表しました。
Shibuya Campは、都心で大規模な地震が発生したことを想定し、代々木公園での1泊2日のキャンプを通じて、自分を助ける力を磨く新しいスタイルの防災訓練で、その一環として、渋谷の繁華街を避難し、その避難経路が発災時に安全かどうかを検証し、正しい避難経路の選び方を身につけるフィールドワークを実施しています。
今回サイバートラストとユビキタスは、スマートフォンのGPS機能と通信機能を活用した位置情報確認アプリと、参加者が自ら適切と判断した経路を捕捉してクラウド上でデータベース化し、地図上に経路を再現し見える化するシステムを支援提供します。これによって参加者は自分が判断した経路の妥当性をトレーナーと検証したり、実際の経路と防災マップを重ね合わせることで、避難経路に対する危険性を判断できる能力を養うことが可能となります。
実際の発災にあたっては、72時間をどのように生き延びるかが重要とされています。しかし、都市型災害と呼ばれ懸念されるとおり、繁華街やオフィス街は、地震や火災などによって破壊された建物や落下物などによって、平時には最短の経路であっても、発災時には極めて危険な経路に変化する場合があります。
Shibuya Campでは、参加者が安全と判断して実際に歩いた避難経路の危険性を図上で検証し、発災時には危険なエリアを迂回し、安全なルートで確実に避難できる能力の育成に取り組んできましたが、ルートの妥当性の検証をより具体的にわかりやすくしたいという要望がありました。
一方で、経路を検証するためには、多数の時々刻々と変化する個人の位置情報を、なりすましを防ぎ暗号化してクラウドシステムに送信し、かつ、高速にデータベース化する必要があり、また、第三者による個人情報の目的外使用がなされないように、確実な個人認証が必要でした。
今回、サイバートラストとユビキタスが提供する位置情報確認アプリは、あらかじめスマートフォンに格納された電子証明書で本人認証を実施してなりすましを排除、さらにクラウドシステム側でも電子証明書を設定しSSL通信で暗号化を実施した上で、高速にデータ収集・蓄積を行います。これによって「いつ」「誰が」「どこ」という情報を安全にデータベース化でき、電子証明書によって認証された人だけが見える化システムにアクセス可能となります。
サイバートラストとユビキタスの協業によるプライバシーに配慮したセキュアな位置情報確認アプリは、防災訓練の見える化だけでなく、高齢者の見守りシステム、災害時安否確認システム、入退館システムやドローン制御システム、輸送機自動運転システムなどのIoTシステムへの活用が見込まれることから、今後、両社はセキュアIoTプラットフォーム(*)の中核アプリとして、様々な市場展開を行ってまいります。
(*) IoT機器が収集したデータ、利用したデバイス、デバイスの利用者など「いつ」「どこで」「何を」といった証明をすることで、より安心、安全なIoT活用を行っていただくための基盤技術。サイバートラストの登録商標です。
■Shibuya Camp 2016 開催概要
日時 : 2016年9月3日(土)13:00~2016年9月4日(日)8:00
教室 : 代々木公園 パノラマ広場
講師 : 浅野 竜一
[ミッショントレーナー/危機管理コンサルタント]
参加費 : 5,000円
定員 : 50名
参加対象 : どなたでも
申込み : http://www.shibuya-univ.net/classes/detail/1194/
申込み締切: 9月2日(金)10:00まで
主催 : 東京都公園協会
共催 : 一般社団法人Project72
後援 : 渋谷区
協力 : ロゴスコーポレーション
サイバートラスト株式会社
株式会社ユビキタス 他
■サイバートラスト株式会社について
サイバートラストは国内で最長の運用実績を持つ認証機関であり、日本初の商用電子認証局として20年にわたり電子認証サービスを提供しています。マルチOS、マルチフォームファクターに対応した端末電子認証サービス「デバイスID」は国内導入No.1の実績です。今後、利用形態や用途が拡大するIoTデバイスにおいても電子認証サービスを提供することで、利用者が、安心安全にサービスを受けられる社会の実現を目指します。
URL: https://www.cybertrust.ne.jp/
■株式会社ユビキタス(証券コード:3858)について
ユビキタス社は、2001年に創業された組込み機器向けを中心としたコンピュータソフトウェアの開発・ライセンスを行う企業です。ユビキタス社会において必要となる、ネットワーク関連(ホームネットワーク関連・暗号技術を含む)、データベース、システムの高速起動技術、IoT(Internet of Things)時代に向けたクラウドプラットフォームなどの多数のソフトウェアとサービスを提供しております。他と差別化された製品群で、ユビキタス社会の要請に応えます。
URL: http://www.ubiquitous.co.jp/
※ 本プレスリリースに記載されている会社名、製品名、サービス名は、当社または各社、各団体の商標もしくは登録商標です。
プレスリリース情報提供元:@Press
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