ニュアンスの『Dragon Drive』、富士通テンの対話型エージェントアプリ「CarafL」に採用
画面表示(音声入力待ち)【写真詳細】
東京 ― 10月10日、ニュアンス・コミュニケーションズ(本社:米国マサチューセッツ州、NASDAQ:NUAN、以下 ニュアンス)は本日、ニュアンスの自動車向け自然言語ユーザーインターフェースプラットフォーム『Dragon Drive』が、富士通テン株式会社(本社:兵庫県神戸市 代表取締役社長:重松 崇、資本金:53億円、以下 富士通テン)が10月8日に発表した対話型エージェントアプリ「CarafL(カラフル):Car-centric life Assistive Friend Link」に採用されたことを発表しました。富士通テンは、『Dragon Drive』を「CarafL」の音声認識機能に採用することにより、カーナビでの施設の検索や目的地の設定を、ドライバーの自然な話し言葉によって操作できる機能を実現しました。
「CarafL」は、同日に富士通テンより発表されたカーナビゲーションシステム「ECLIPSE」の新製品、AVN-ZX03i、AVN-Z03iW、AVN-Z03iに対応したスマートフォン用の対話型エージェントアプリです。カーナビと「CarafL」をインストールしたスマートフォンをWi-Fi(R)で接続することによって、カーナビ専用のマイクに向かって話しかけた音声はニュアンスが提供する『Dragon Drive』サーバに送られます。『Dragon Drive』サーバでは、カーナビから受け取った音声を文字に変換する“音声認識処理”が行われます。認識結果は意味解析や対話処理を行うサーバに転送され、最終的にはドライバーが音声によって指示した施設の検索や目的地設定などの操作が行われます。
自由な発話内容を高い精度で認識することのできるニュアンスの『Dragon Drive』を「CarafL」に採用することにより、複数のキーワードが含まれていたり、定型の単語を使わない話し言葉にも対応した、柔軟性の高い音声ユーザーインターフェースの実現が可能となりました。検索の結果は音声でもドライバーに知らされるので、画面上の検索結果を確認するための視線移動が減ることにより、安全運転にも寄与できます。
<音声対話の例> D:ドライバー C:「CarafL」
D:近くに駐車場ない?
C:「●●m先に●●駐車場があります。ただ今満車です。」
D:空いているところは?
C:「●●m先に●●駐車場があります。」
D:そこに行く
C:「カーナビに目的地を転送します。」
<音声対話時の画面表示例>
音声入力待ち http://www.atpress.ne.jp/releases/39607/a_1.png
音声入力受付中 http://www.atpress.ne.jp/releases/39607/b_2.png
音声認識処理完了 http://www.atpress.ne.jp/releases/39607/c_3.png
<サービス提供予定>
富士通テンの「CarafL」は、11月上旬より無償で提供が開始されます。
「CarafL」の詳細・対応機種については、 http://www.fujitsu-ten.co.jp/eclipse/product/navi/avn-z03/index.html よりご確認いただけます。
■『Dragon Drive』について
『Dragon Drive』は、ニュアンスの持つ多様な音声・自然言語理解の技術を自動車分野へ応用するためのプラットフォームです。クラウドベース・サービスと組込みシステムの両方に対応しており、音声によるダイヤリング、メッセージ作成、ナビゲーション、目的地情報検索、そして音楽検索などの操作に対応。より安全でスマートな自動車向けアプリケーションの構築を実現します。
『Dragon Drive』はニュアンスのDragonブランドを構成する製品の一つです。他にはDragon NaturallySpeaking、Dragon Dictate for Mac、Dragon Assistant for Ultrabook、Dragon Mobile Assistant、Dragon Dictation、Dragon Go!、Dragon TV、Voice AdsそしてDragon IDがDragonブランドとして製品化されています。これらの製品は電話、タブレット端末、テレビ、自動車、そしてコンピュータ等の機器と人間との調和を、音声によって実現します。ニュアンスのDragonブランド製品については、 http://www.nuance.com よりご確認いただけます。
■富士通テンについて
富士通テン株式会社は、富士通・トヨタ自動車・デンソーが出資する1972年設立の自動車用電子機器の大手メーカーです。カーナビゲーション・オーディオ、エンジン制御やエアバッグ制御ECUなどの電子制御機器、さらに移動通信機器の3分野を事業とする世界でも特長ある会社です。市販品は(カーナビゲーション・オーディオで)「ECLIPSE」をグローバルブランドとして、世界各国で高い評価を得ています。1997年発売の、Audio・Visual・Navigationを一体にした「AVN」は、今やカーナビのスタンダードな形にまで成長しました。
詳しくは、 http://www.fujitsu-ten.com/ よりご確認いただけます。
■ニュアンス・コミュニケーションズについて
ニュアンス・コミュニケーションズ(Nuance Communications Inc.)は、世界中の企業および消費者の皆様に音声および言語に関するソリューションを提供する大手プロバイダです。その技術、アプリケーションおよびサービスは、人のデバイスおよびシステムとの対話方法を大きく変え、ユーザー体験をより感動的なものにします。毎日、数百万のユーザー、数千の企業が、実績に裏打ちされたニュアンス・コミュニケーションズ社のアプリケーションを体験しています。さらに詳しくは、 http://www.nuance.com よりご確認いただけます。
※ニュアンス、およびニュアンスのロゴは、ニュアンス・コミュニケーションズ社またはアメリカ合衆国および/またはその他の国に所在する子会社各社の商標または登録商標です。その他すべての会社名または製品名も、各所有者の商標である場合があります。
■会社概要
商号 : ニュアンス・コミュニケーションズ・ジャパン株式会社
(Nuance Communications, Inc. 日本オフィス)
代表 : GM&President 西村 哲郎
所在地 : 東京都千代田区内幸町1-1-7 NBF日比谷ビル 20F
設立 : 2002年2月22日
資本金 : 1千万円 (米国のNuance Communications, Inc. が100%所有)
事業内容: 日本におけるニュアンスの音声・イメージング技術のライセンス業務、ソフトウェア販売業務、日本語化研究開発業務、開発受託業務、サポート業務
URL : http://japan.nuance.com/
プレスリリース情報提供元:@Press
スポンサードリンク
ニュアンス・コミュニケーションズ・ジャパン株式会社の記事
その他の最新プレスリリース
- 通信型ドライブレコーダーサービス「LINKEETH」をタイで提供開始
- 「恩納村内オンデマンド交通」運行実証事業を開始
- 京セラ製法人向けスマホ「DIGNO(R) BX3」3種のバリエーションで2024年11月29日(金)からソフトバンクにて販売開始
- 空冷式データセンターにおける二相式ダイレクトチップ冷却を使った実証検証を開始東京都産業労働局のGX関連産業創出へ向けた早期社会実装化支援事業に採択
- リアルタイム映像伝送等を利用した災害医療体制の強化に関する実証を開始
- ドローンポートSkydio Dockと低軌道衛星Starlinkを活用した配水ポンプ場の自動巡回に成功
- 生成AIを活用したセキュリティ運用支援ソリューション「AI Advisor」を開発
- 路線バスの運転手不足に対応するIOWNや5Gワイドなどを活用した路線バス自動運転実証を千歳市で実施
- 健康経営支援サービス「あなたの健康応援団」のオプションサービス「ねむりの応援団」を提供開始
- 固定電話サービス提供事業者間における双方向番号ポータビリティの開始について