チューナーとメトロノームを1画面に統合、iPhone・iPad向け「Centronome」をリリース
チューナーとメトロノームを1画面に統合、iPhone・iPad向け「Centronome」をリリース【写真詳細】
株式会社Code and DESIGNは2026年8月26日、チューナーとメトロノームを1つの画面で同時に使用できるiPhone・iPad向けアプリ「Centronome(セントロノーム)」をリリースしました。Centronomeは、演奏中にチューナーとメトロノームを切り替える手間をなくし、「テンポを刻みながら、その場で音程を確認する」練習環境を実現するアプリです。チューナーにはYINをベースとした周期推定と倍音構造による検証を採用。メトロノームは画面描画のタイマーではなく、オーディオのサンプル位置を基準にクリックを配置します。マイク音声の解析は端末内で完結し、録音・送信・保存を行いません。
「合わせる時間」を、練習の外に出さない
楽器の練習では、正しい音程に合わせる「チューニング」と、一定のテンポを保つための「メトロノーム」の両方を使用します。
一方、スマートフォンではチューナーとメトロノームが別々のアプリや別画面として提供されることも多く、演奏中に確認したい場合には画面やアプリを切り替える必要があります。
Centronomeは、この2つの道具を1画面にまとめました。
メトロノームを鳴らしたままチューナーが音を解析し続けるため、テンポ練習中に音程が気になった場合も、その場で確認できます。iPhoneの縦画面ではチューナーの針、メトロノームの振り子、BPM、開始ボタンなど演奏中に必要な情報を優先して表示。iPadやiPhoneの横画面では2カラム表示となり、チューナーとメトロノームを左右に並べて操作できます。
YINと倍音構造の検証を組み合わせたチューナー
Centronomeのチューナーでは、自己相関系のピッチ検出手法であるYINをFFTで高速化し、3点放物線補間によってサンプル間の周期まで推定します。
さらに、周期推定だけで音程を決定するのではなく、スペクトル上の倍音構造と照合して候補を検証します。基本波が弱い音でも、倍音の構造を利用することで、1オクターブ異なる音として誤認する「オクターブエラー」を抑える設計としました。
音程の追従処理にはHzではなくcentsを使用し、実際に演奏する音が変化した際には追従状態をリセットします。
表示モードは「Easy ±5c」「Normal ±3c」「Precision ±1c」と、連続位相で音程のずれを確認できる「Strobe」の4種類を搭載しています。
クロマチック、ギター標準、ギターDrop D、ギター高精度、ベース、ウクレレ、ヴァイオリン、声、ピアノ単音の9種類のプリセットを用意。基準ピッチA4は410〜480Hzで変更でき、端末ごとの恒常的な測定差を補正する±20centsの校正オフセットにも対応しています。
画面ではなく「音声の時計」で拍を刻むメトロノーム
一般的な画面タイマーを基準として音を鳴らす方式では、画面描画の遅れなどがクリックのタイミングに影響する可能性があります。
Centronomeでは、クリックを鳴らす位置をオーディオのサンプルタイムライン上で決定し、画面側の振り子などはその状態を追従して表示する設計を採用しました。
123 BPMのように1拍あたりのサンプル数が整数にならない場合も、毎拍を整数へ丸めるのではなく、小数のまま拍の位相を積算し、実際に音声へ書き出す時点でのみ最寄りのサンプル位置を使用します。これにより、長時間の再生で丸め誤差が累積することを抑えています。
BPMは20〜300に対応。スライダーに加えて±1、±5、±10の変更、タップテンポを利用できます。
拍子は1/4から12/8まで9種類、分割は4分・8分・3連・16分に対応。拍ごとのアクセント、スウィング、4種類のクリック音、触覚フィードバックも備えています。再生中にテンポを変更した場合は次の拍の境目から新しいテンポを適用し、再生中の拍の位相を維持します。
合成信号を用いた検証でタイミングとピッチを評価
開発時には合成信号を使用したオフライン検証も実施しました。
48kHz・123BPM・120秒、Apple Silicon上の最適化ビルドを使用した検証では、クリック位置のRMSジッタは6.0µs、累積ドリフトは−7.6µs、テンポ誤差は−0.06ppmとなりました。
また、82〜1175Hzの合成純音を使用した検証では、ピッチ検出の中央値誤差は1cent未満となっています。
これらは合成信号を使用したオフライン検証値であり、実際のiPhone・iPadにおける測定精度を保証する数値ではありません。「Precision ±1c」についても測定器としての精度保証ではなく、アプリ上の表示・判定分解能を示しています。
マイク音声は端末の外へ送信しない
Centronomeでは、チューナーで使用するマイク音声の解析を端末内で行います。
音声を録音・外部送信・保存することはありません。アカウント登録も不要で、チューナーとメトロノームの主要機能はオフラインでも動作します。また、クラウド同期やアクセス解析機能も搭載していません。
Centronome 製品概要
アプリ名: Centronome
カテゴリ: チューナー/メトロノーム
リリース日: 2026年8月26日
対応端末: iPhone・iPad
対応OS: iOS / iPadOS 18.0以降
対応言語: 日本語・英語
価格: 無料
販売元: 株式会社Code and DESIGN
Centronomeは、「針と振り子を、同じ画面で。」をコンセプトに、チューニングとテンポ確認を演奏・練習の流れから切り離さず、1つの画面で完結できる音楽練習ツールを目指します。
プレスリリース情報提供元:ValuePress!
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