2024年第2四半期スマートフォングローバル市場における低価格帯スマートフォン機種の販売量を発表〜低価格帯スマートフォンの4台に1台が5G対応に〜

日時: 2024年10月11日 09:00

発表:Counterpoint Research HK Limited

2024年第2四半期スマートフォングローバル市場における低価格帯スマートフォン機種の販売量を発表〜低価格帯スマートフォンの4台に1台が5G対応に〜

2024年第2四半期スマートフォングローバル市場における低価格帯スマートフォン機種の販売量を発表〜低価格帯スマートフォンの4台に1台が5G対応に〜【写真詳細】


カウンターポイント・リサーチ・エイチ・ケー (英文名: Counterpoint Research HK 以下、カウンターポイント社)は、2024年第2四半期スマートフォングローバル市場における低価格帯スマートフォン機種の販売量は、前年同期比で10%成長、台数は1億台を超えたという調査結果を含むGlobal Monthly Handset Model Sales Trackerによる最新調査を発表致しました。

2024年第2四半期スマートフォングローバル市場における低価格帯スマートフォン機種(メーカー出荷価格150米ドル)の販売量はしっかりと復調し、前年同期比で10%成長、台数は1億台を超えるという結果となりました。低価格帯スマートフォン機種は、2024年第2四半期のスマートフォングローバル市場における販売全体の37%を占めるにいたりました。成長の原動力は主に新興市場で、低価格帯セグメントの販売全体の3/4を占めています。また、メーカー各社が、もともと高価格帯機種向けの機能を低価格機種に取り込むペースが速まったことも要因となります。これは、スマートフォン業界全体がいかに成熟してきているかを示しています。低価格帯スマートフォンの中でベストセラーのトップ10機種が、2024年第2四半期のこのセグメントの1/4を占めました。昨年の同時期の21%から増加しています。実際に販売されている低価格帯の機種数は、2024年第2四半期には1,500を少し超える数にまで減少しました。これは、2018年の第2四半期と比較するとほぼ半分の数字です。メーカー各社が商品ポートフォリオを絞り、消費者も有名ブランドを好むようになる中で、集中と選択が低価格帯においても進んでいることが明らかに見て取れます。

図: 低価格帯(メーカー出荷価格150米ドル)スマートフォントップ10のシェア・2024年第2四半期


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3Nzc0NSMzNDUxNDgjNzc3NDVfUUdVa29FQlp4QS5qcGc.jpg ]
出典: カウンターポイント社Global Monthly Handset Model Sales Tracker

2024年第2四半期の低価格帯スマートフォントップ10はXiaomi、Samsung、OPPOが寡占しており、いずれも3機種ずつランクインさせています。残る1機種はTECNOです。低価格帯スマートフォンで最も売れた機種はXiaomi Redmi 13C 4Gで、これをSamsung Galaxy A05とA15 4Gが追っています。これらの機種は色々な地域で人気がもともと高い上に、性能・機能のバランスが良いため、ランキングのトップを獲得しました。低価格帯スマートフォンでは5Gへの移行の大きな動きがあります。2024年第2四半期には5G対応機種が低価格機全体の24%に達し、台数ベースでは年間で2.5倍に増えています。インドと中国はこの5G急増の中心にあり、両国の市場では5Gは低価格帯セグメントにおいても標準機能になりつつあります。5G対応機が値ごろになったことで、メーカー各社は5G対応を差別化ポイントとして打ち出し、結果として150米ドル未満のセグメントの急成長に繋がりました。Xiaomi Redmi 13C 5Gは2023年12月に発売された機種にも関わらず、2024年第2四半期のトップ10にランクインしました。5G対応機がランクインするのは初めてで注目すべき出来事です。低価格帯5Gでは、他にもRedmi 12 5Gとrealme 12xが好調です。5G対応と並行して、こうした低価格帯機種では、上位機種並みの機能である、高機能カメラ、大型バッテリー、急速充電なども取り込まれてきています。


本プレスリリースに関する詳細並びに情報は、こちらからご覧いただけます。
https://www.counterpointresearch.com/research_portal/global-handset-model-sales-tracker-q2-2024/

今回の発表は、チャネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施したものです。 (調査時期:2024年4月1日~2024年6月30日)

【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Research HKはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。
公式ウェブサイト: https://www.counterpointresearch.com/

プレスリリース情報提供元:ValuePress!

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