閉域網接続によるセキュアなIoT活用を実現する専有型IoTプラットフォーム「Things Cloud Private」の提供開始
サービスイメージ【写真詳細】
NTTコミュニケーションズ(以下 NTT Com)は、IoTプラットフォーム「Things Cloud(R)」※1の追加プランとして、専有型の「Things Cloud Private」を2020年2月17日より提供開始します。
これにより、閉域網との接続によるセキュリティ強化や、CPU・メモリなどのサーバーリソース確保、複雑なカスタマイズへの対応など、多様化するニーズに応え、お客さまのIoT活用とデジタルトランスフォーメーション(DX)の実現に貢献します。
NTT Comは、データによる企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)に必要なすべての機能をワンストップで提供する「Smart Data Platform(以下 SDPF)」を中核として、データ利活用ビジネスを推進しています。「Things Cloud(R)」は、IoTデバイス管理機能として「SDPF」を構成するサービスの一つです。「SDPF」の詳細については、下記ウェブサイトをご参照ください。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/205876/img_205876_1.jpg
https://www.ntt.com/business/sdpf/
1.背景
NTT Comでは2017年4月より、IoTプラットフォーム「Things Cloud(R)」をマルチテナント型で提供してきました。
一方で、IoT活用の本格化とともにお客さまのニーズも多様化・複雑化しています。特に、製造業などの多くの業界において、デバイスとIoTプラットフォーム間のセキュアな接続やIoT プラットフォームリソースの自社での専有などといったニーズが顕在化しています。
今回、NTT Comは「Things Cloud(R)」に専有型プランを追加することで、従来のマルチテナント型では対応が難しかったお客さまニーズへ応えていきます。
2.サービスの概要
「Things Cloud Private」は以下3点の特長を有します。
(1)閉域網接続によるセキュアなデータ流通
インターコネクトサービス※2を経由して閉域網内で接続するため、例えば製造業のお客さまが工場で扱うような機密性の高いデータをセキュアに流通させることができます。
このセキュアなデータ流通経路を通じて、クラウド、ストレージ、データ分析などSDPFの各種サービス・機能と連携可能なため、安心安全なIoT活用環境の構築が可能です。
(2) 専有基盤の提供によるサーバーリソース確保
利用要件に応じ、必要な規模のサーバーリソースを確保する専有基盤をご提供します。お客さまごとにサーバーリソースを確保、変更することができるため、繁忙期への対応などに合わせて柔軟な対応が可能になります。
(3) 複雑なカスタマイズへの対応
特定ポートやIPアドレスの接続制限や、ユーザーインターフェース画面の変更など、お客さま要件に応じたカスタマイズが可能です。
また、デバイスとIoTプラットフォーム間で利用される軽量な通信を実現するMQTTS※3と、Active Directoryと接続してシングルサインオンを実現するOAuth2.0※4に対応しているため、個別アプリケーションやセキュリティ要件に応じた複雑なカスタマイズが可能になります※5。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/205876/img_205876_2.jpg
3.提供開始日
2020年2月17日
4.提供価格
提供価格につきましては弊社営業担当までお問い合わせください。
5.今後の展開
NTT Comは、お客さまのDXを実現する「DX Enabler(R)」として、データを価値あるものとして活用するためのプラットフォーム「SDPF」の提供と、それにもとづくエコシステムの構築を通じ、社会的課題の解決に取り組んでいきます。
今後も、安心安全なデータ利活用を実現するサービスや機能を順次提供していく予定です。
※1:「Things Cloud(R)」は、NTT Comが提供しているIoTプラットフォームの名称です。デバイス接続からデータ収集、可視化、分析、管理などIoTの導入に必要な機能・プロセスを、ノンプログラミングで簡単・短期間に実現できる機能やテンプレートを提供します。
https://www.ntt.com/business/services/iot/iot/iot/things-cloud.html
※2:NTT Comが提供するインターコネクトサービス「Flexible InterConnect」は、さまざまなクラウドサービス、データセンターなどをオンデマンドでセキュアに接続可能にします。
https://www.ntt.com/business/services/network/interconnect/flexible-interconnect.html
※3:MQTTS とは、MQTT(Message Queuing Telemetry Transport)を暗号化してセキュアな通信を実施するプロトコルです。MQTTはスペックの低いデバイスでも動作するための軽量な通信を実現するプロトコルであり、ネットワークの帯域幅が限られているような環境でも少ないデータ量での通信が可能となります。
※4:OAuth2.0とは、ユーザーの属性に応じてアクセス権限・許可を与えることのできるプロトコルです。「Things Cloud Private」では、条件を満たしたActive Directoryと接続して、ユーザー権限の自動連携やシングルサインオンを実現することが可能です。
※5:「Things Cloud Private」に続き、「Things Cloud(R)」もMQTTSやOAuth2.0に順次対応予定です。
プレスリリース情報提供元:@Press
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