アプリやWebサイトにリアルタイムコミュニケーション機能を即日実装できる「Enterprise Cloud WebRTC Platform SkyWay」の提供を開始
SkyWayの概要【写真詳細】
NTTコミュニケーションズ株式会社(以下:NTT Com)は、音声・ビデオ通話などのオンラインによるリアルタイムコミュニケーション機能を、スマートフォン・タブレット端末向けのアプリケーション(以下:アプリ)やWebサイトに即日実装可能なクラウドサービス「Enterprise Cloud WebRTC Platform SkyWay(以下:SkyWay)」の提供を、2017年9月7日よりグローバル(※1)で開始します。
1.背景・概要
「SkyWay」は、リアルタイムコミュニケーションを実現する標準技術「WebRTC(※2)」の利用に必要なサーバー群(※3)をNTT Comが運用し、Software Development Kit(以下:SDK)(※4)をお客さまへ提供するサービスです。
近年、遠隔会議・遠隔作業・遠隔教育・コールセンター・営業支援・通訳・スポーツのライブ配信など様々な場面において、オンラインでのリアルタイムコミュニケーション機能に対するニーズが高まる一方、実装には高度な技術開発が必要でした。
そこで、NTT Comは、2013年12月より開発者向けにWebRTCを活用できるプラットフォーム「SkyWay」をトライアル提供してきました。今回はさらなるニーズに応えるため、商用サービスとして開始します。SkyWayは、これまで通りスタートアップ企業や開発者の方も気軽に利用できる無償プランと、テクニカルサポートやSLA(サービスレベル保証)が付いたエンタープライズ向けの有償プランを提供します。
これにより、お客さまは、アプリやWebサイトにSDKを組み込むだけで、利用者に音声・ビデオ通話やデータ通信を実現できる環境を、迅速かつ簡易に導入できます(図1)。
(図1:SkyWayの概要)
https://www.atpress.ne.jp/releases/137334/img_137334_1.jpg
2.サービスの仕組みと特長
(1) ビデオ・音声通話やデータ通信によるコミュニケーション機能が利用可能なSDKの提供
Webブラウザ、iOS、Android、IoT対応機器向けに4種類のSDKを提供します。お客さまは、アプリやWebサイトに「SkyWay」のSDKを組み込みことで、迅速・簡易に、WebRTCを利用したビデオ・音声通話やデータ通信などのリアルタイムコミュニケーション機能や多人数接続機能などを利用できます。
(2) WebRTCに必要なサーバー群をPlatform-as-a-Serviceとして提供
WebRTCに必要なサーバー群をNTT Comが運用します。これによりお客さまは、WebRTC用の設備を自社で構築・運用することなく、サービス開発・提供に専念できます。
(3) 有償プランと無償プランの提供
有償プランは、テクニカルサポートや99.99%のSLAが付いた、エンタープライズ向けのプランです。無償プランは、インターネットからサインアップでき、スタートアップ企業や開発者の方もお試し利用可能ですが、別紙に記載の制限があります。
3.提供開始日
2017年9月7日(木)
4.提供機能・価格
【別紙】の通り
https://www.atpress.ne.jp/releases/137334/att_137334_1.pdf
5.開発者向けイベント開催概要
サービス提供開始にあわせ、より多くの開発者に「SkyWay」を知っていただくためのローンチイベントを開催予定です。
名称 :SkyWay Developer Meetup #1
開催日時:2017年9月29日 18:30開場 19:00開始
開催場所:いいオフィス(〒110-0015 東京都台東区東上野2-18-7共同ビル3F)
募集人数:200名
申込方法:Webサイトで申し込み https://skyway.connpass.com/event/65697/
参加費用:無料
6.エンドースメント
・大日本印刷株式会社
執行役員情報イノベーション事業部BPOセンター センター長 沼野 芳樹
NTT ComのSkyWayの提供開始を心よりお祝い申し上げます。
スマートフォンやパソコンのWebブラウザを利用した生活者との円滑なコミュニケーションを行うコンタクトセンターサービスの基盤にSkyWayを採用しています。
SkyWayがWebRTCで実現する顧客体験価値の向上に、ますます貢献されることを期待しています。
・株式会社メドレー
取締役CTO 平山 宗介
スマートフォンやPCで医師の診療を受けられるオンライン診療アプリ「CLINICS」のビデオチャット機能にSkyWayを採用しています。安定した映像提供が最も重要となるオンライン診療において、SkyWayの高度な通信技術は、全国500以上の医療機関と患者をつなぐCLINICSの支えとなっています。SkyWayが、様々な産業におけるプラットフォームの成長を加速させていくことを期待しています。
[事例]
https://www.atpress.ne.jp/releases/137334/img_137334_2.jpg
https://www.atpress.ne.jp/releases/137334/img_137334_3.jpg
https://www.atpress.ne.jp/releases/137334/img_137334_4.jpg
・株式会社レアジョブ
執行役員 サービス開発部長 松山 晋
タブレットで学ぶ学習サービス「Z会Asteria」の英語4技能講座において、スピーキングのレッスンにSkyWayを採用しました。充実したSDKと、多言語の技術ドキュメントおよびサポートを活用し、シームレスなユーザー体験を実現できました。SkyWayの高信頼性によって、サービスを安定提供できています。
WebRTCプラットフォームの有力な選択肢の一つとしてSkyWayを推薦します。
[事例]
https://www.atpress.ne.jp/releases/137334/img_137334_5.jpg
・WebRTC Meetup Tokyo主宰
我如古 正志 (株式会社インフォコム CTO補佐 技術企画室長)
共にコミュニティを作り上げてきた仲間として、NTT ComのWebRTCプラットフォームがビジネスとしてスタートを切ることを、大変嬉しく思います。
SkyWayは開発者向けにWebRTCに不可欠なサーバー群を無償提供し、WebRTCを使ったサービスの開発に貢献してきました。これからも、WebRTCを利用したビジネスのより一層の発展に貢献することを期待しています。また、WebRTCがより広く認知され、関連市場の拡大や多様なプラットフォーム、製品の登場、そして開発者コミュニティの成長をもたらすことを願っています。
[SkyWay活用事例]
https://www.atpress.ne.jp/releases/137334/img_137334_6.jpg
■「SkyWay」について
NTT Comが、2013年12月より開発者向けにトライアル提供してきたWebRTCを活用できるプラットフォームで、これまで約8,000のアプリ・約5,000名の開発者・約30万人のユーザーに利用されています。
活用事例の詳細については https://skyway.github.io/usecase/ をご参照ください。
※1 日本国外では、「Enterprise Cloud WebRTC Platform」として提供します。
※2 WebRTC:Web Real-Time Communicationの略。HTML5仕様の一部として、W3C、IETFによって標準化されたリアルタイムコミュニケーション機能を実現するための技術仕様。パソコンやスマートフォンのブラウザやネイティブアプリで、サーバーを介さないP2Pのリアルタイム通信(音声・データ)を実現する。
※3 WebRTCの利用に必要となる、Signaling、STUN、TURN、SFUサーバーなど一式。
※4 SDK: Software Development Kit. ソフトウェアを開発するために必要な技術文書やツールなど一式。
■関連サイト
・WebRTCのプラットフォーム「SkyWay」提供開始~国内初の公開トライアル~(2013年12月5日)
http://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2013/20131205.html
・「SkyWay」にTURN機能を追加し国内初のトライアル提供を開始(2015年1月27日)
http://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2015/20150127.html
・「SkyWay」にて世界初のマルチブラウザ対応音声認識APIなどを無償公開(2015年7月28日)
http://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2015/20150728.html
プレスリリース情報提供元:@Press
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