MVNO事業者向けに、L2接続用P-GWソフトウェア製品を発売

日時: 2016年04月26日 13:00

発表:株式会社アクセンス・テクノロジー

当製品(P-GW)の利用イメージ

当製品(P-GW)の利用イメージ【写真詳細】

株式会社アクセンス・テクノロジー(本社所在地:東京都新宿区、代表取締役:金本 茂、以下アクセンス・テクノロジー)は、MVNO事業者(*1)向けのP-GW(PDNゲートウェイ)を、ソフトウェア製品として発売します。

本製品は、P-GWの機能に加え、MVNO事業者がLTE通信サービスを提供するのに必要とする主要な機能を備えています。既存のシステムやツールとの親和性の高い、HTTP APIを中心としたインターフェースをもつことが特徴です。もちろん、ソフトウェア製品ですので、クラウド(IaaS等)上での運用も可能です。

現在入手可能なP-GWは、もっぱらMNO事業者(モバイル通信キャリア)向けに設計されており、高性能である反面、比較的小規模なMVNO事業者の需要に見合うコスト、性能ではありませんでした。また、オンライン課金管理などの周辺機能は含まれていないので、これらの機能を含む機器を別途設置する必要がありました。加えて、これらの機器を接続するインターフェースは、Gx/Gyといったなじみの薄いインターフェースであるため、運用と、事業者独自の課金プランの開発にコストがかかる一因となっていました。本製品は、これらの問題の解決をめざして開発されました。


■製品概要
対応規格    :GTPv2-C、GTPv1-U(*2)
発売予定    :2016年8月
同時接続数   :50,000回線 ※
GTP-Cの処理性能:毎秒5,000リクエスト ※
GTP-Uの処理性能:毎秒1Gbps ※

※1年後に予定している次期リリースでは、クラスタリングを実現する事により、これらの制限を無くす予定です。


■P-GWとは
モバイル通信事業者のシステムを「コアネットワーク」と呼び、特にLTEサービスのコアネットワークを「EPC(Evolved Packet Core)」と呼びます。P-GW(よみ:ピーゲートウェイ)は、PDN Gateway(よみ:ピーディーエヌ・ゲートウェイ)とも呼ばれ、EPCを構成するさまざまなネットワーク装置のひとつです。P-GWは、EPCと、外部のネットワーク(インターネットなど)とを接続する役割を持ち、パケットの転送、モバイル端末(携帯電話等)へのIPアドレスの付与、接続切断の処理などを行います。MVNO事業者は、自社設備の中にP-GWを設置し、広域イーサネットなどでMNOと接続する形態が一般的です。


(*1)MVNOはMobile Virtual Network Operatorの略で、仮想移動体通信事業者と訳されます。モバイル端末で通信をするための基盤(基地局など)を自社で設置・運用している、大手携帯電話キャリアなどの移動体通信事業者(MNO:Mobile Network Operator)から設備を借りて、サービスを提供する事業者のことです。MVNOとMNOのシステムを接続する必要がありますが、この接続をレイヤ3で行う方法と、レイヤ2で行う方法が選べます。

(*2)いずれも「ドコモ技術的条件集別表10 パケットデータ直収(LTE)ユーザーインターフェース仕様」「GTPv2-C 3GPP TS29.274」「GTPv1-U 3GPP TS29.281」に準拠。


■本件に関するお問い合わせ先
株式会社アクセンス・テクノロジー
営業部
E-mail: sales@accense.com
Tel  : 03-5206-7740
所在地: 〒162-0833 東京都新宿区箪笥町13グローバル新神楽坂
URL  : http://accense.com/


■株式会社アクセンス・テクノロジーについて
アクセンス・テクノロジーは、2001年8月にRADIUS認証サーバを中心とした研究・開発を行うR&D会社として設立されました。RADIUSサーバソフトウェア「Fullflex」シリーズのラインナップを拡充し、現在は新規技術開発や自社製品の開発・販売を行っています。

プレスリリース情報提供元:@Press

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