「Salesforce over VPN」におけるモバイル端末接続機能の提供について~スマートフォンなどから「Salesforce」へのセキュアな接続とシングルサインオンを安価に実現~

日時: 2014年09月09日 11:30

発表:NTTコミュニケーションズ株式会社

スマートフォンの画面イメージ(アプリ)

スマートフォンの画面イメージ(アプリ)【写真詳細】

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タブレット端末の画面イメージ

 NTTコミュニケーションズ株式会社(略称:NTT Com)は、「Salesforce(*1)」をVPN(*2)網で利用することができるサービス「Salesforce over VPN」について、スマートフォンやタブレット端末など、モバイル端末からのセキュアな接続を可能にする「モバイルコネクトオプション」を2014年9月10日より提供します。


1.背景
 ビジネスシーンにおけるスマートフォン・タブレット端末の急速な普及や、BYOD(*3)の浸透などを背景に、モバイル環境から「Salesforce」を利用したいというニーズが高まっています。また「Salesforce」では、モバイル端末向けに最適化されたHTML5ベースのユーザーインターフェイスを提供しており、モバイル環境における視認性や操作性が大幅に向上しています。
 このように、モバイルの利用環境が整いつつあることを踏まえ、モバイル端末からでも「Salesforce」へのセキュアな接続やシングルサインオンによる安全かつ快適な利用を実現するため、「モバイルコネクトオプション」の提供を開始します。


2.特長
(1) セキュアブラウザで情報漏えいを抑止
 「モバイルコネクトオプション」の利用により、ユーザーはモバイル端末からセキュアブラウザアプリを使って「Salesforce」に接続します。このため、「Salesforce」上にあるファイルを端末にダウンロードせずに閲覧することが可能で、モバイル端末内にデータ(キャッシュ)を残さずに利用することができます。また同アプリは、「Salesforce」が提供するHTML5ベースの最新ユーザーインターフェイスに対応しており、高いセキュリティと快適な操作性を両立しています。

<スマートフォンの画面イメージ(アプリ)>
http://www.atpress.ne.jp/releases/50839/img_50839_1.png

<アイコン画像>
http://www.atpress.ne.jp/releases/50839/img_50839_2.png

<タブレット端末の画面イメージ>
http://www.atpress.ne.jp/releases/50839/img_50839_3.png

(2) ワンタイムパスワードや機体認証による二重三重の認証が可能
 乱数表を使用することで、パスワードの推測や盗難を困難にしたワンタイムパスワード認証を利用することができます(*4)。
 また、個々のモバイル端末が持っている識別情報を利用した機体認証も可能なため、指定したモバイル端末だけにアクセスを許可することもできます。

(3) シングルサインオンで快適にログイン
 SAML(*5)認証を利用したシングルサインオンにより、「モバイルコネクトオプション」のアプリにログインをすることで、「Salesforce」にもログインすることができます。

(4) 安価な利用料金
 強固なセキュリティと利便性を両立しつつ、安価な利用料金で提供します。
初期費用:無料
月額料金:450円(税抜)/1ID
     (別途、「Salesforce over VPN」サービスの契約が必要です)


3.提供開始日
2014年9月10日(水)


<参考>「Salesforce over VPN」について
 株式会社セールスフォース・ドットコムのクラウド型CRM(顧客関係管理)サービス「Salesforce」とVPNを接続した世界初のサービスです。「Salesforce」のサービスを、NTT Comが提供する高品質かつセキュアなVPN環境(「Arcstar Universal One」など)とともに提供します。
 NTT Comの閉域網から接続することによって、信頼性とセキュリティレベルの高いネットワーク環境で利用できるだけでなく、「Salesforce」サービスをネットワークまで含めたワンストップの体制で保守することが可能になります。

 なお、「Salesforce over VPN」では以下のプランを利用することが可能です。
[Sales Cloud Enterprise Edition]
 顧客管理から営業管理、案件管理、問い合わせといったSFA/CRMに必要な機能が揃っています。カスタマイズ性にも優れており、複雑な業務にも広範に対応できます。

[Force.com Enterprise Edition(1Enterprise Application)]
 Salesforceのプラットフォーム、すなわちPaaS(Platform as a Service)を提供するライセンスです。アプリケーションを構築するための環境(OS、DB、ストレージなど)が整っており、業務要件に応じたアプリケーションを構築することができます。

[Enterprise Edition(Chatter-Plus)]
 社内SNS(Chatter)をメインに提供するライセンスで、Salesforceの共通機能(ファイル管理など)とともに、Force.com上で構築されたアプリケーションを利用できます。

※Salesforceはsalesforce.comの商標です。


<関連リンク>
「Salesforce over VPN」 http://www.ntt.com/soas/


*1:株式会社セールスフォース・ドットコムが提供するクラウド型CRM(顧客関係管理)サービスの総称です。Salesforce製品は、国内外の中堅・中小~大企業まで、あらゆる業種・規模のSFA(営業支援)、CRM(顧客管理)、カスタマーサポートに利用されています。
*2:Virtual Private Networkの略。企業内のデータ通信などに用いるネットワークサービス。複数の契約者でバックボーン回線を共有することによって費用を抑えつつ、バックボーン回線上に契約者ごとの仮想的な専用ネットワークを確立することで、セキュリティの高い通信サービスを提供します。
*3:Bring Your Own Deviceの略。従業員の私有端末を業務に利用することで、働き方の改革やコストの削減を図る取り組みのこと。
*4:絵文字と数字を組み合わせた乱数表中の位置情報をパスワードとして認証するユーザー認証方式「MCOP(Mobile Connect One-time Password)」を採用。乱数表は毎回異なるものが表示されるため、第三者によるパスワードの盗難やなりすまし対策を抑止できます。ワンタイムパスワード認証技術に関しては、パスロジ株式会社から特許ライセンスを得ています。
*5:Security Assertion Markup Languageの略。利用者の認証などに関する情報を記述するマークアップ言語のこと。シングルサインオンなどに利用され、Cookieを用いた認証よりも、柔軟でセキュリティの高い認証が実現できます。


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