6月の重要イベントと人気銘柄のボラティリティ
6月の重要イベントと人気銘柄のボラティリティ【写真詳細】
シンガポールにてFXソリューションを手がける、OBI MEDIA PTE LTDは、関連サイト、FXplus(https://www.fxplus.com 及び https://xem.fxsignup.com/)にて実施された、2022年6月1日~6月31日を対象とした、「重要イベント」と「人気銘柄のボラティリティ」にみる市場動向をまとめたデータを公開した。
人気通貨ペアのボラティリティ動向と取引量
人気通貨ペア USD/JPY(ドル円)、EUR/USD(ユーロドル)、EUR/JPY(ユーロ円)、GBP/JPY(ポンド円)を対象にした今回の調査結果では、6月16日と17日にかけて、多くの通貨ペアでボラティリティの最大値を記録したことが確認できた。同日は、スイス国立銀行(スイス中銀)が、加速するインフレに対する具体的な対応として、政策金利をマイナス0.25%へと引き上げる発表を行っている。最後にスイス中銀が利上げを行ったのは2007年で、今回の利上げは15年ぶりとなることから、多くの市場参加者に意識されたことが伺える。
ボラティリティ・取引量にズレが生じたUSD/JPY
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USD/JPY(ドル円)のボラティリティと取引量の推移は、5月と同様に概ねの相関関係が確認できた。ただし、ピークに関しては、取引量がボラティリティよりも約5営業日ほど先に到達している。ボラティリティピーク時点に取引量が同様にピークをつけなかったことを考えると、新規注文と決済注文が多く行われたのは、取引量のピークを付けた日である可能性が高い。また、6月16日頃のボラティリティの増加時には、市場が大幅に下落、そして下落幅の9割を同期間で戻すといった展開がドル円相場では確認できた。時間足レベルではV字に回復する動きとなったことで、損切り注文や投機筋の売りの割合が多くなり、ボラティリティと取引量のピークに僅かなズレが生じたと推測される。16日はスイス中銀による15年来の利上げに加えて、FOMCの政策金利発表、FRB議長の定例記者会見もあったことも、ほぼ直角にボラティリティを上げるに至った要因だろう。
ドル円とほぼ同じ形で推移したEUR/USDのボラティリティ
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6月におけるEUR/USD(ユーロドル)のボラティリティ推移は、ほぼドル円と同じ形で推移していた。ボラティリティが最大値を記録したタイミングは、ドル円と同じくスイス中銀の利上げを発表した6月16日だ。よって、主要通貨ペアを取引する市場参加者にとって関心度の高いファンダメンタルズであったことが伺える。また、先月よりもボラティリティのピークは高く、ドル円以上に値動きの大きさを見せた。ユーロドルが1日当たりで見せた最大ボラティリティは400pipsを超え、ドル円の6月ピークである約300pipsのボラティリティと比べて約100pips大きい。ユーロドルのトレンドは、明確な下降トレンドを2021年2月以降から見せており、ウクライナ侵攻をめぐりEU経済は今なお影響を受けている。脱ロシアエネルギーを行うも、相対的に見て米ドルとユーロでは、ドル高を食い止めトレンドを変えるほどのインパクトは相場からは確認できていない。
人気CFDのボラティリティ動向と取引量
人気CFD銘柄のゴールド(XAU/USD)、日経平均株価(JP225)、ダウ平均株価(US30)
、原油(WTIOIL)を対象とした今回の調査では、多くの銘柄が6月中旬に当月最大のボラティリティを記録した。主要なCFD銘柄に関しても、外国為替市場と同じタイミングでボラティリティが拡大する傾向が見られている。また、ボラティリティと取引量の関係では、ほとんどの銘柄が相関関係を見せる一方で、原油は一部逆の相関を見せた。
JP225はドル円相場同じボラティリティ推移を記録
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6月における日経225(JP225)は、細かな違いはあるもののドル円相場とほぼ同じボラティリティ推移を記録した。JP225のボラティリティが最大値になったタイミングと、ドル円が6月の最大ボラティリティを付けたタイミングはしっかりと重なっている。また、ボラティリティの最大値と最小値の差から、5月と比べ6月の方がJP225が大きく動いた相場と言える。ただし、最大値と最小値以外の6月全体のおおよそのボラティリティは、5月とあまり大きな差が無かったことが分かる。
WTIOILのボラティリティと取引量は逆相関
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WTI原油(WTIOIL)のボラティリティと取引量は、部分的ではあるが、本調査結果では唯一、取引量とボラティリティに逆相関の関係性が確認できた。WTI原油のボラティリティの低下と取引量の増加が、寄り付きと引けで各1回ほぼ同じタイミングで起きている。2022年の相場では、世界的なインフレと共に脱ロシアエネルギーが、多くの国が掲げる課題となっている。他の銘柄では確認できなかったボラティリティと取引量の逆相関から、原油などエネルギー関連銘柄は、他の銘柄と違った展開を今後見せる可能性も感じさせた。
総評
本調査結果では、ほとんどの銘柄がボラティリティのピークを付けるタイミングが6月中旬と共通していた。スイス中銀の15年ぶりの利上げ発表を機に外国為替市場、株価指数ともに最大のボラティリティを記録したことから、多くの市場参加者に意識されるファンダメンタルズ材料だったと言えるだろう。また、6月のボラティリティ動向からは、5月に続き同じ周期性で動く銘柄も見られたものの、前月比よりボラティリティを大きく拡大させる銘柄が多くを占めていた。ドル円や日経225などでは、取引量とボラティリティの関係性に5月と6月で変化が見られている。
■調査内容
調査期間 : 2022年6月1日〜2022年6月31日
調査テーマ: 6月の重要イベントと人気銘柄のボラティリティ
■会社概要
商号 : OBI MEDIA PTE LTD
代表者 : Director 永山 要
所在地 : 83 Clemenceau Avenue, #15-01 UE Square, Singapore 239920
設立 : 2012年 1月
事業内容 : FXソリューション事業
URL : https://obi.sg/
プレスリリース情報提供元:ValuePress!
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