au、NTTドコモ、ソフトバンク各通信会社の北九州エリアにおけるiPhone 6sの通信速度・つながりやすさ実測調査

日時: 2015年12月09日 13:00

発表:リーディア株式会社

図1:エリア別 平均受信速度

図1:エリア別 平均受信速度【写真詳細】

表1:測定結果トータル
図2:受信速度マップ

 リーディア株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:雨ノ宮 裕一郎、サイト: http://leadea.org/ )は、より快適に利用しやすい通信会社の調査を目的として、北九州エリアにおける各キャリアの「エリア」と「通信速度」の調査を実施し、結果をまとめました。
 調査にはKDDI(略称:au)、NTTドコモ(略称:dcm)、ソフトバンク(略称:sb)から販売されているiPhone 6sを用い、リーディア株式会社が開発した通信計測アプリにて、受信レベルやダウンロード速度の実態を調査しました。
 今回は北九州の長崎県~佐賀県~福岡県を対象とし、郊外エリアとして長崎駅~博多駅~小倉駅を走るJR路線、市内エリアとして博多駅周辺での高速道路・路線バスとし、測定を12月3~4日に実施しました。
・市内エリア:福岡市内の都市高速環状線一周、博多市内周遊バス
・郊外エリア:長崎駅~博多駅~小倉駅、JR特急かもめ48号、JR特急ソニック33号を利用
調査レポートページ: http://leadea.org/report/report_010


【測定結果】
■KDDI(au)
 平均受信速度で24.1Mbpsとトップ。郊外エリアでは圏外を3分程記録するも、それ以外はLTEでの接続となり、市内・郊外エリアともに高いパフォーマンスを示した。
■NTTドコモ
 平均受信速度では20Mbpsと2社に若干及ばないものの、郊外エリアでは圏外時間が最も少なく、安心して利用できるネットワークを示した。
■ソフトバンク
 博多市内にて125.9Mbpsの最高受信速度を記録。市内では高速環境を整えるも、郊外では圏外や3Gの場所が他社と比較し多く残る結果に。


【測定結果詳細】
<KDDI(au)>
 平均受信速度24.1Mbpsとトップを記録し、市内・郊外エリアともに安定した通信速度を示し、郊外エリアでは圏外を3分20秒観測するも、LTEのエリア化が大きく進んだネットワークを示す形となりました。
 RFスキャナからみた周波数展開からは、福岡市内エリアで2GHz帯の20MHz化が進んでおり、800MHz帯の10MHzと合わせた最大受信速度225Mbpsが利用できる環境が見られました。また、WiMAX2+の周波数2615.2MHz(20MHz幅)は長崎市付近で数か所のみ観測したのみとなり、エリア展開途上であることが伺えました。

<NTTドコモ>
 市内エリアでは平均受信速度22.7Mbpsと2社に離される結果となりましたが、郊外エリアでは圏外時間が1分13秒となり、3Gエリアもまだ残すものの、エリアの広さから安心して利用できるネットワークを示す形となりました。
 RFスキャナからみた周波数展開からは、市内・郊外エリア共に2.1GHz帯15MHz幅、1.5GHz帯15MHz幅、800MHz帯10MHz幅の3周波が面的に展開されており、今後3つの周波数帯を束ねるキャリアアグリゲーションの展開に期待をもてる状況が伺えました。

<ソフトバンク>
 市内エリアにて、最高受信速度125.9Mbpsを記録し、平均受信速度でも33.8Mbpsと高いパフォーマンスを示す形となりました。郊外エリアでは対照的に、平均受信速度15.7Mbpsとなり、圏外を5分23秒観測するなど課題を残す形となりました。
 RFスキャナからみた周波数展開状況からは、市内エリアで東京都心部と同等のFDD及びTDD-LTEの充実した周波数展開を見せる反面、郊外エリアでは2.1GHz帯10MHz幅、900MHz帯5MHz幅が主な運用となり、TDD-2.5GHz帯のキャリアアグリゲーション利用エリアも限られるなど、通信速度においても厳しい状況が伺えました。

<図1:エリア別 平均受信速度>
https://www.atpress.ne.jp/releases/84041/img_84041_1.jpg
<表1:測定結果トータル(市内+郊外エリア)>
https://www.atpress.ne.jp/releases/84041/img_84041_2.png


【測定結果詳細】
■iPhone 6s取得データ
<図2:受信速度マップ>
https://www.atpress.ne.jp/releases/84041/img_84041_3.jpg
<図3:受信レベルマップ>
https://www.atpress.ne.jp/releases/84041/img_84041_4.jpg
<図4:回線種別マップ>
https://www.atpress.ne.jp/releases/84041/img_84041_5.jpg


【RFスキャナデータ】
<図5:エリアカバー率(周波数別RSRP≧-120dBm検出数)>
https://www.atpress.ne.jp/releases/84041/img_84041_6.png


 リーディア株式会社では、携帯電話ユーザーがキャリアを選定する際に1つの指標となる「つながりやすさ」「通信速度」に着目し、今後もユーザーが利用するさまざまなシーンにて、スマートフォンを快適に利用できるキャリアの評価を提供していく方針です。

*本資料は、実測データを元にした調査結果となっています。実測結果は測定時間や周囲の環境等の諸条件により変動し、また各キャリアともネットワークの品質向上に日々取り組んでいるため、あくまでも取得時のデータです。


【調査概要】
■通信速度計測内容
 iPhone 6sの通信速度計測には、「通信計測アプリ」を使用。本アプリは、つながりやすさ(受信レベルやアンテナ本数等)や通信速度を位置情報とともに計測可能なアプリとなっています。計測は同時に開始することで、同地点での公正な評価を行っています。
試験設定:試験間隔=30秒、ダウンロード時間=15秒、ダウンロードファイルサイズ合計320Mbyte
また、より各社の周波数展開状況を把握するため、PCTEL社製のRFスキャナ:IBFlexを利用し、通信速度を裏付ける調査も実施しています。


■調査エリア
・市内エリア:福岡市内の都市高速環状線一周(天神北IC~天神北IC)、
       博多市内周遊バス
 測定日時 :12月4日実施
 測定時間 :合計2時間45分
・郊外エリア:長崎駅~博多駅/JR特急かもめ48号
       博多駅~小倉駅/JR特急ソニック33号
 測定日時 :12月3、4日実施
 測定時間 :合計1時間59分


【会社概要】
商号  : リーディア株式会社
代表者 : 代表取締役 雨ノ宮 裕一郎
所在地 : 神奈川県横浜市緑区
設立  : 2013年6月
資本金 : 785万円
事業内容: 無線コンサルティング、評価ビジネス
URL   : http://www.leadea.org/


【このリリースに関するお問い合わせ先】
本調査の取得データ・内容について、ご興味のある方はお問い合わせ下さい。
リーディア株式会社
レポートページ   : http://leadea.org/report/report_010
問い合わせ先 E-mail: contact@leadea.org

プレスリリース情報提供元:@Press

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