ソフトバンク、米スプリント買収額を15億ドル引き上げ ディッシュに対抗
ソフトバンクは11日、現在進行中の米携帯電話大手スプリント・ネクステル・コーポレーションの戦略的買収(子会社化)に関して、買収額を当初予定していた約201億ドルから約216億ドルへと15億ドル(約1480億円)引き上げると発表した。
また、投資総額のうち約166億ドル(変更前:約121億ドル)はスプリントの株主に支払われ、50億ドル(変更前:80億ドル)は同社の財務体質の強化等に投じられる。同取引の結果、ソフトバンクはスプリントの完全親会社となる新スプリントの株式の約78%(変更前:約70%、いずれも完全希薄化ベース)を保有することになり、同社を子会社化する予定。
今回の変更に伴う増額分を含む同買収取引に係る資金は、ソフトバンクが保有する手元資金(社債発行による調達資金を含む)、及びみずほコーポレート銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、ドイツ銀行東京支店と2012年12月18日に契約締結済みのブリッジローンにより充当する予定。
両社は2013年7月上旬に同買収取引が最終的に完了すると見込んでいる。また、スプリントの特別委員会及び取締役会は、同取引の変更を全会一致で承認するとともに、スプリントの株主に対して臨時株主総会で賛成票を投じるよう推奨している。
ソフトバンクは今回、米国の衛星放送会社であるディッシュ・ネットワーク・コーポレーションが2013年4月15日にスプリントへ対抗買収を提案したことを受け、スプリントとの協議を経て買収内容を一部変更することを決定した。
なお、スプリントは10日(米国東部時間)、スプリントの特別委員会及び取締役会がディッシュの2013年4月15日の提案は「より優れた提案(superior offer)」につながる合理的な見込みがないと決定した旨を発表している。
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